二話 チュートリアル
頑張ります、
改訂中です
目を開けるとそこは知らない天井だった
お約束だし言っとくか
「知らない天井だ」
「それはなにか意味があるのですか?」
うおっ!いたのか
「初めからいました」
「心を読むなよ!、って言うかこれからの冒険ってジスもついてくるの?」
着いて来てくれるのなら心強い、神がナビしてくれるとかチートだろ
「いいえ、わたしが話しかけるのは今が最後です、別れる前にチュートリアルの説明をしたいと思います」
成る程、一通りルールを教えてからスタートか
「まず、ステータスと念じてみてください」
言われた通りやってみる、ステータス!
Lv1 黒井零 人間 職業 なし 称号 なし 加護 なし
体力G
耐久G
筋力F
器用SSS
敏捷G
精神H
運S
魔力G
アビリティー
天才 強運 アイテム空間
スキル
なし
い、いろいろと低い、特に精神、Lv1だし仕方ないのか
「Lv1にしては筋力が高いですね、運のSと器用のSSSはアビリティーのおかげでしょう、ちなみに最低がHで最高がSSSです」
ステータスを何処からか見ているのか、彼女はそんなことを言った
「ステータスを上げるにはどうすればいいんだ?」
「敵を倒して下さい、また特定の行動や敵を倒せば職業や称号を獲得できます、最後に加護ですが、これはこの世界の神々が自由に付けるもので、とても強力です」
つまり敵を倒せば強くなるわけか
「敵ってどんな奴がいるの?」
「この世界にはさまざまなモンスターがいます、ほら、丁度いま来ましたよ」
その言葉を聞いた途端、背後から複数の気配を感じた
「えっちょっちょっと待って、まだなんの準備もしてないのに」
俺の事情などお構いなしで気配いうか足音が近づいてくる
「そこにある剣をとって、戦って下さい」
え?え?え?剣どこ?、、、あった、というかジス、スパルタじゃね?、これを持って力一杯握りしめる
音のした方を見るとそこは曲がり角になっておりその死角から足音とうねり声が同時に聞こえてきた
「ギュグァーーーーー」「ギュグ」「ギャラギャラ」
そいつらは三体いた、三体とも緑色した肌で背は小柄で剣とか弓を持っている
「そいつらはゴブリンです、相手を集中して見ればその相手のステータスが見れます。
ゴブリンはザコ中のザコです、落ち着いて戦えば負けることはありません、頑張って」
言われた通り、真ん中のゴブリンを集中して見てみると、ステータスが浮かび上がってきた
ゴブリンLv3 職業 剣士 称号 なし 加護 なし
体力G
耐久F
筋力F
器用G
敏捷H
精神H
運G
魔力H
スキル
剣技G 大声H 連携H
強いとは言わないが三対一という状況が不味い、連携と云うスキルも持ってるし下手したらここでゲームオーバーだ
「グギャ」シュッ
真ん中のゴブリンが剣を振ってきた、ぎりぎりで避ける、こちらをなめているのか、ほかの二体は襲ってこない
シャッ、ガキン・・・ギャャヤヤヤリン
振り下された剣を自分の持っている剣で受ける
ギリギリと鍔迫り合いを続ける、近くでゴブリンの息遣いが嗅げる、かなり臭い、だがこれ位近くならいけるか?
俺は近くにあるゴブリンの頭を頭突きした
「ギャッ」
頭突きをされたゴブリンが怯みヨタヨタと一歩下がる
その隙を突いて一気に近づきゴブリンを斬る
ザシュ「ギャーーーーー」
ゴブリンは斃れた、周りをみると二人のゴブリンは呆気にとられている、馬鹿が、いい的だぜ
「うおーーーーーーっ」
俺は弓を持ったゴブリン体当たりをするかのような突進をかまし、剣を胴体に深々と刺し込んだ
「ギャ?ギャッギャア」
明らかにゴブリンは怯んでいる
俺は死体に刺さった剣を引き抜くと最後のゴブリンに向けて正眼に構えた(剣を習ったことはないが何となくかっこよく見えるかなって思って)
慌ててゴブリンも剣を構える
シュッと、相手の剣が体のすぐ横を通り過ぎる、俺は冷静に動きを見きわめ逆に相手えと剣を突き出した
「ギャーーーー」
三体のゴブリンを斃した、ゲームとかでは楽勝の相手でも現実に真剣で相手をするとかなり疲れる
「はぁはぁ、なんとか勝った、でも初めて剣を持ったのにまるで体の一部みたいだ、これが天才の効果なのか?]
そう言って手の中にある剣を見てみる、何の変哲もないただの剣だ、もしもこの剣に特別な効果がなければすべては俺の力とゆうことになる
剣 ランクG
どこにでもあるただの剣、攻撃力が若干上がる
と剣を見ていたら文字が浮かんできた、もしかして
「はい、ステータスは物にもあります、またステータスを確認する物は有りますが、ステータスを確認出来る人間はあなた一人です」
「じゃあ、ステータスの確認はあまり人前でやらない方がいい?」
「その方がいいでしょう、さて、これでチュートリアルは終了です、これから先この世界であなたは私に会うことはないでしょう、ですが私はあなたのことを見守っています、頑張って」
「ああ、いろいろありがとな、また死んだら」
俺がそう言うとジスの気配が遠ざかり、最後には消えてしまった
ここからだ、ここから俺の冒険がはじまる
頑張りました