プロローグ
前に書いていたマテリアルマスターという作品を大幅に改稿したものです
昔々、地上に一人の女神様がいました。
女神様は、とても大きな魔力を持っていました。
昔々、地下に黒い神様がいました。
地上が欲しくなった黒い神様は、魔物を地上に送って、地上の人々を全て殺してしまおうとしました。
女神様は世界を守るために、魔法の力で魔物達を倒していきました。
女神様の大きな力の前に、魔物達は次々に倒されていきます。
人々は、頼もしくてやさしい女神様が大好きでした。
女神様がいる限り、黒い神様が地上を手に入れる事はできないのです。
黒い神様は、自分の邪魔をする女神様を憎みました。
それで、ある日人間の王様の夢に現れてこういいました。
「いつか、この世界は、力も人気もある女神様にとられてしまうだろう」
その言葉を聞いた王様は、女神様を恐れました。
けれど、人間に女神様を殺す事はできません。
それに、女神様を殺してしまえば、地上は黒い神様に取られてしまうでしょう。
それで、呪術師に言いつけて、女神様に呪いをかけたのです。
誰もが女神様を愛さなくなるように。
アルトリアの昔話より。--------------------------------------------------------------