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泥棒

作者: 不衣ハルマ

 やいてめぇ!人の血通わんクソボケが。俺の写真を撮るんじゃねぇ。蔑んだ目でも見てんじゃねぇ。俺はだな、財布を拾っただけなんだ。交番に、届けてやろうと思ったんだ。お礼なぞ、これっぽっちもほしかねぇ。それなのに、持ち主そこに現れて、私人逮捕だか知らねぇが、捕まっちまったらこのざまさ。もちろんさ、中身がいくらか気になって、中のぞいたは認めてやる。あぁそうさ!それは事実さ間違いさ。言い逃れもせん過ちさ。しかしだな、俺がしたのはそこまでさ。俺はお前ら見てたんだ。お前らは、落ちてる財布、一目見た後、視線をよそに、もどしたな。あぁそうだ!お前は特に、ひどかった。財布見て、ニヤリと表情浮かべたのちに、自慢の足で、蹴ったじゃねぇか。ゴミどもが!俺に石を投げんじゃねぇ!俺が誠実だったのさ。俺こそ誠実だったのさ。

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