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プロローグ

https://28126.mitemin.net/i815294/

*--*--*-- プロローグ1 --*--*--*


 ――慶蘭義塾女子高等学校 ソフトボール大会

 

「うおりゃああああああ! くらええええ!」


 カキーン!!

 

「きゃあああああ……! 坂本ーーー!!!」





*--*--*-- プロローグ2 --*--*--*



 ――はあん! ゼロさまあーん


 ――会いたいですわ。早く会いたいですわーっ!


 ――待ちきれませんわーっ!



 この鼻から抜けた声で、うっとりした目で叫んでいる少女は、鬼龍院きりゅういん百々ももか、高校2年生である。


 今は夜、就寝前。

 百々花は、自室のベッドに横たわり狂ったように叫んでいる。


 鬼ほど大きな声で叫んでいるので、外に聞こえないかと心配になるくらいだ。


 何故か。

 まあ、勘の良い読者様ならわかると思うが、タイトルにもあるように彼女は令嬢、お嬢様だ。


 とてつもなく広い部屋に防音もバッチリ。

 例え外からドアに第三者が聞き耳を立てても、物音一つ聞こえないのだ。


「明日、学校で零様に会えますわ。それまで我慢ですわーっ!」


 まあ、我慢と言っても寝てしまえば朝なので、つまんないこと叫んでないで、早く寝れば良いじゃ無いかと思うのだが。


「はあ、明日のことを考えると寝るに寝られませんわーあ!」


 あ、なるほど、そうですか。

 でも毎日のルーティーンになっているので、そろそろ慣れてもいいと思うのだが。


 そして、百々花にとって長い長い夜が終わり、新しい朝が来るのであった。

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