表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
佐久間五十六厳選ヒューマンストーリー集  作者: 佐久間五十六


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

96/360

告白→承諾

 まんをじして、留土羅は本宮修子にアタックする事にした。フラれても構わない。自分の気持ちにこれ以上嘘はつけない。新年会の二次会で巡ってきたチャンスを留土羅は逃さなかった。二人は真冬の空の下にいた。

 「呼び立ててしまって、ごめんな本宮。実は話があって。」

 「そうなの?外で話す位だから、急を擁するのね?」

 「単刀直入に言うね。本宮、君が好きだ。」

 「やだ!冗談でしょ?留土羅、私だよ?からかってるの?」

 「冗談じゃないよ!俺はそんな嘘はつけない。」

 「そうね。でも本当に私で良いの?後悔するかもよ。」

 「本宮に気持ちを伝えたくてウズウズしてたんだ。」

 「どうやら本気みたいだね?でも今ここで判断を下して良いの?」

 「時間が欲しいなら俺は待つけど。早い方が望ましい。」

 「私、男性経験ほとんど無いけどいいのかな?」

 「そんな事は全く気にならない。寧ろ好都合。」

 「喧嘩とかするかもよ?」

 「それでも構わないよ。喧嘩する程仲が良いって言うじゃない?」

 「私、留土羅が思っているよりだらしないけど大丈夫?」

 「そう言う女性の方が俺は燃える男だから。」

 「一途になるとちょっと束縛気味になるけど?」

 「望む所だよ。束縛して(笑)」

 「料理とかもずぼらだけど構わない?」

 「俺、料理得意だから。心配しないで。」

 「仕事モードとプライベートモード全く違うよ?」

 「構わない。寧ろそれ普通じゃない?」

 「分かった!私、留土羅と付き合ってみる。」

 「そうか。本当にそれで良いんだな?明日になって忘れたは無しだからな?」

 「それは無いよ。幸い酔いもさめてきたし。」

 「何て呼べば良いかな?」

 「会社にいる時は御互い苗字で。プライベートでは名前で。」

 「グッドアイディアだな。でもうっかりするなよ?」

 「それは御互いにね。」

 「よろしくな。本宮修子。」

 「よろしくね。阿野留土羅。」

 こうして二人は交際する事になった。いやはやこれで良いのか悪いのかは別にして。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ