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佐久間五十六厳選ヒューマンストーリー集  作者: 佐久間五十六


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要領よくこなせ

 留土羅はたまの休日を恋人のひかるではなく、久しぶりに家の掃除をしようと思い立った。だらしのない片付けの出来ない男ではなかったが、日々の忙しさにかまけていると、いつの間にか洗濯物がたまったり、汚い部屋になりがちであった。こうしたたまの休日にこそ、しないでいつやるのか?答えは明らかであった。大して広くないし、頑張れば2~3時間で部屋中ピカピカになる。風呂、トイレ、洗面所、布団、居間。この5箇所だけは休みがあれば掃除していた。

 当たり前だが、このきれい好きな性格は日本人の母百合子の影響が大きい。掃除を終えると、留土羅は美容院に予約を入れた。男は身だしなみで決まる。住まいの汚れの次は、だらしなく伸びた髪の毛も処理しなければならない。髪の毛に特別なこだわりはなかったが、やはり大人のダンディーな髪は維持したかった。

 この日の日程を見ても分かるが、留土羅は休みの大半を部屋の掃除や買い出しに費やす傾向がある。恋人の事等二の次であった。勿論、その事は付き合う前に断りを入れてある。その為大きいトラブルは起きない。毎日夜遅くまで仕事をしていれば、当たり前の事ではある。

 その点、ひかるはどんなに忙しくても家事を溜めない。出来た人間だ。ひかるの方が留土羅より忙しいはずなのに…。家事を要領よくこなせる人は仕事の要領も良い。まぁ、これはあくまで傾向に過ぎない話なので、誰が良い悪いと言う問題ではない。

 身の回りが整理整頓されていると、仕事でもプライベートでも筋がシャンと通る。勝負したい時には身の回りを整理整頓する事をお薦めする。若いうちから几帳面に部屋の掃除をする事は、将来の出世にも影響する。仕事の要領が悪いなと感じる人はまず身の回りの整理整頓を覚えましょう。そうすると、仕事もプライベートも要領よくこなせる様になるはずでしょう。一にも二にも身から錆が出ない様にしなくてはならない。

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