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佐久間五十六厳選ヒューマンストーリー集  作者: 佐久間五十六


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第2部・第2章部下とのロマンス!?

 部下の澤山ちひろ。以前に少しだけ触れたが、たった1ヶ月しか入社時期の違わないほぼぽぼ同期の彼女がこの章では、主役の一角を担う。

 留土羅にとってちひろは社内で数少ない後輩の一人であった。そもそも大卒新人に後輩が1年も経たずしてつくことの方が稀なのであるが、深刻な不景気にあえぐ、日本においては雇用形態が多様化する事は不自然な事ではない。

 仕事にも慣れてきた余裕のある人間には隙が出来る。世の中に沢山ある誘惑はそこをついてくる。所謂魔が差すとは、そう言う事である。ただ留土羅とちひろの場合は、そんな感じではなく、本当に偶然が重なりいつの間にか男と女の関係になっていたのであった。

 最初は会社の飲み会で名刺交換がわりにアドレス交換をしたのがきっかけであった。会社を終えると眠るまでの時間は飯を食って風呂に入ると2時間残っていれば良い方であった。営業先で時間を取られたり会社で残業するときもあるし、当然自分の自由時間は限られてくる。

 そう言う事情も分かっているから、この時間はコミュニケーションを取れる時間がお互いに自ずと分かる。そこで活躍するのが文明の利器であるスマホを使うのである。メールやSNSはすこぶる便利な意志疎通方法で今やその方法は多数ある。電話で伝える方が良い場合とそうでない場合があるのだが、ちひろと留土羅は大抵仕事の早く終わるちひろが1通メールを送っておいて、留土羅の仕事が終わると60通位のメールを毎日交わすのが日課であった。

 まるで恋人の様だが、この時点でちひろと留土羅は付き合ってはいなかった。こうしたメールのやり取りは、若い二人にしてみれば、昼休みの会話の様なものに近く、日常会話のメール版とも言えた。勿論、ちひろと留土羅に男女の意識はなく、親しい間柄なのは事実だが、二人が男女の関係になるのは自然な流れであった。とは言え、二人だけの食事も無かったし、メールの内容は仕事の愚痴や文句がほとんどで、二人の恋愛の始まりを示す様な証拠はこの時は無かった。

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