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佐久間五十六厳選ヒューマンストーリー集  作者: 佐久間五十六


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壊れる程に誰かを愛す

 これまでも好きだったなら、明日からも好きでいられる。そんな保証など何処にも無い。今日は好きでも明日は嫌いになっている可能性だって、充分に有る訳である。心は移り気なものであるとは、よく言ったものであるが女心の場合は、それが顕著である。だからこそ、ガッチリと彼女の心を掴みとっていなければ男はいけない。

 その方法は人によって異なるものだが、好きな人の為ならばそれをする事に何の躊躇いも無いであろうと思う。関係が深まって行くと、当然今までは表出する事の無かった問題に出くわす事だって有る訳で、それにもきちんと対処しなくてはならない。無論、これは青龍と水菜美に限られた話ではない。世の中の全てのカップルに言える事である。そんな二人の読んだピッタリの詩がある。

 タイトル「壊れる程に」

 どうしてとか何故とかそんな言葉は要らない。人を愛するのに理由など無い。もう壊れそうになっても、人を好きに成る事。愛する事なんて久しくない。だからこそ人を愛する事の大切さは身に染みてよく分かる。学校で教わる訳ではない。自分で学ぶしかない。それが人の愛だ。壊れる程に君が好きで、壊れる程に誰かを想う。愛されるより愛したい。自分主導で愛を進めたいと思うのは、何も不思議な事ではない。壊れる程に人を愛するのには受け身ではいけないと思う。人生においてそんな心境にまでなれる、なる人に巡り会えるなら幸せ。いくら人を愛したくても、相手がいなければそれは只の妄想でしかない。現実にもっと忠実であって欲しい。壊れる程に人を想い、壊れる程に君を愛す。

 結局は壊れる程に人を愛していなければ、心を掴むのは容易い事である。余計な心配も排除出来る。今日も好きで、明日も好き。とそう言って貰える為にはまず、自分が相手の事を壊れる程に思ってみる所からスタートするのが良いのではないか?この詩はそう言う事の大切さを語っている。これは簡単に出来る事ではない。好きは好きでもどの程度好きなのか?それは相手にしか分からない。とは言え壊れる程に人を愛せば、その想いは確実に相手に伝わる。凄く好き。めっちゃ好き。そうした曖昧な表現とは一線を画す所に壊れる程に誰かを愛す事の良さはある。

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