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佐久間五十六厳選ヒューマンストーリー集  作者: 佐久間五十六


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闇が道を塞いでも

 思えば色々な事があった。水菜美だけではなく色々な人と沢山の思い出を作って来た。これが自分の青春なんだと将来胸を張って言える。2度と訪れる事の無い青春の日々。

 しかしまだ、人生の船出をきったばかりである事も確かだ。この荒波を乗り越えて、人生と言う崖を登って行かなければならない。野球の練習に必死に耐えてレギュラーを掴み主将になったのだって、必死でガムシャラにやって来た結果でしかない。勉強だってそうだ。好きではないが、落第なんて格好悪いからちゃんとやった。

 俺は大学には進学しないが、学歴で人生どうこうなるもんじゃないって思うし、大学の4年間よりも社会人を4年先に経験する方が大きな財産になると考えたから、そう言う選択をしたまでの事さ。そんな気持ちを表した詩を一つ。

 ③タイトル「闇が道を塞いでも」

 楽しい事よりも辛い事の方が、世の中には多いと言う事を年を追う毎に理解する。だから年を取ると理屈っぽくなる。体よりも先に頭で考えて利害計算をし始める。卑しくもそれが大人と言うものであり、赤字になるとその時点で手を引いてしまう。やめてしまう。苦しい事からは真っ先に逃げようとする。しかし、本当の闇が道を塞いでもそのスタンスでいられるか?人には目先の損得よりも、大切なものがある。成長すると言う事は、何も物理的な事だけではなく、考え方や思考も伴っていなければ、安っぽい大人にしかなれない。自己責任でやっていかなければならない時に、リスクの大きい選択をする事は短期的には、マイナスだが長期的に大局的に見た場合に、それが大きなプラスになるのなら、目先の闇をあえて受け入れる。事が出来るか。要するに大人になるのは、大変な事で、それに対する価値観は人によって違うということである。

 これから未来を造ろうとしている若者にしては、随分内容のある詩?である。社会に出てからが、本当の人生の始まりであるだけに、そこで結果を出す事が求められる。いくつもの日々は今へと繋がり、明日へ繋がる。何処に行けば幸せなのかと言う事を教えてくれる人間等いない。自ら考えて、全ては自分の能力と技術で先に進むしかない。それがオールを漕ぐと言う事である。

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