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佐久間五十六厳選ヒューマンストーリー集  作者: 佐久間五十六


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青い恋水

 二人が羨ましい。こんなにも純粋で偽りの無い恋をしている事が。世の中には綺麗な恋水ばかりがある訳ではない。汚れきった真っ黒な恋水もあれば、様々な色の恋水がある。青龍と水菜美の恋はさしずめ青い恋水とでも言えるだろう。それも透き通った恋水である。恋水の色はカップルの数だけ存在するが、それは直接恋には影響しない。

 ただ、二人の特徴を知る為に何色なのか話し合う事は話の種位にはなる。自分の恋が何色なのかなんて、考えた事がある人はそこまで多くはないだろう。目には見えない恋水。創造力が必要である。それをイメージし想像する力も必要である。

 恋路を進んでいると、どうしても進めない場所に遭遇する事もある。そこにはナビゲーションシステムはない。となると、自分でナビゲーションシステムを見つけるか作り出すか、その場を離れるかと言う選択肢しかない。そこから先へ進む為には、自らアクションを起こす事が重要である。

 恋水と言う抽象的なものに運命を託すのも一興であるかもしれないし、そうではないかも知れない。人生は何がどこで役に立つか分からない旅路である。だから、今現在、無駄なものでも、将来的には活用出来る事象も発生するかもしれない。

 無駄ではない事ばかりを選択して生きれる人間などおらず、それが出来るのはAIや機械だけである。人間が動物である以上、無駄がでるのはある程度仕方の無い事である。効率を重視した生き方もあって良いと思うが、機械化された生き方を望む者などいないだろう。

 時代はどんどんデジタル化して、高性能・高容量・高効率化して行く。それは文明社会にとっては、良い事なのかも知れないが、少なくとも人間らしい生き方にはなっていない様に思えるのだが、私の気のせいだろうか?

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