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佐久間五十六厳選ヒューマンストーリー集  作者: 佐久間五十六


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今出来る事

 「こんなに楽しい時期なんて、もう来ないかもしれないな?」

 「そうだね。でももっと幸せで嬉しい瞬間はあると思うけどね。」

 「とは言え、ピークはアオハルにあるもんじゃないかな?」

 「ライフステージ毎に変わって行くものじゃない?そう言うのって。」

 「そう言うものなのかな?俺には今がピークに思えて仕方ないよ。」

 「体力とか遊ぶと言う面ではピークかもしれないけど。」

 「40、50歳になって今みたいにはしゃぐのは恥ずかしいと思うだろ?」

 「その時はきっとそれらしい事が出来る様になるでしょ?」

 「未来なんて分からない事だらけだから、仕方ないよな。」

 「今から先の未来が分かっても人生つまらないじゃない?」

 「そりゃあそうだよな。先の分かる人生なんてつまらないよ。」

 「だから、青龍の心配している事は意味の無い事なの。」

 「未来についての考察など必要無いと申されるのだな?」

 「何?その話し方(笑)。未来は行ってからのお楽しみ。」

 「とは言え、やっぱり気になる。俺と水菜美の未来。」

 「攻略データを見ながらゲームをクリアしてもつまらないでしょ?」

 「それは一理ある。」

 「これからどうなるか?ではなくて、これからどうするかを心配すべきよ。」

 「それは確かに。これからどうするかを心配するの方が大事だな。」

 「タイムマシーンなんて無いんだから未来の心配より今を心配すべきよ。」

 「だからその為の備えが必要って事だね?」

 「未来に行って結果的に何もしてませんでしたが、一番良くない。」

 「備えがあれば憂いなし、だね。」

 「そうは言っても今の段階で100%準備するのは無理があるわ。」

 「それはそうだよ。完璧な備えなんて出来っこない。」

 「だから二人でどこまで歩み寄れるかって事が大切なんだね。」

 「二人で生きて行くってそう言う事なのかも知れない。」

 「たかだか18歳の小僧が分かる事の方が少ないよ?」

 「そこは皆で助け合って行くのが必要なのよ。」

 「そう言う事。自分の人生は一人のものじゃない。」

 「これからの事どうしたら良いか、何をすれば良いか見えたな?」

 「いつか訪れる試練の為にも備えは必要だよ。」

 「そうだよな。」

 「素敵な未来を作り上げて行く為には必要って感じだよね。」

 「まぁ、そう生き急ぐ必要はないよ。焦らず、じっくりやっていこうよ。」

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