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佐久間五十六厳選ヒューマンストーリー集  作者: 佐久間五十六


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夢と現実のはざまで

 夢を見る事は大切か否か?夢ばかり見ていて現実を見えていない事も問題だが、その逆も問題だろう。現実ばかりを考えるリアリストでは、アイデアも何もないつまらない人生になっていってしまうだろう。バランスが取れていれば、それなりに充実した生き方を出来るのかも知れないが、それは口で言うほど、手で書くほど簡単な事ではない。

 だからと言って夢を見ないで生きた方が良いとか、夢ばかり見ていると足元をすくわれているぞと言う事だけを強調してしまうのは、夢と言うものの本質を分かっていない証拠である。

 夢は夢。現実は現実。と分けて考えるのが一つの立派な戦略である。また、夢を実現する為に現実を生きる、生きて行くというのも、立派な戦略の一つであると言える。

 夢には力があるのは確かだ。その夢が叶うか叶わないかは別にして、夢がある事で今を充実したものにするのは案外、誰もがやっている事である。私はバランスが大切だと言うスタンスだが、夢によってそれを目指す事によって、持っている力が100%以上になる事は有り得ると思うし、夢の持つ力を過小評価している訳でもない。

 だからと言って心に強く思えば叶うと言う様な安易な考え方をしたくはない。やはり、それに相応しい努力をする事が必要である。最低限の努力は必要条件としてベースにはあるものの、夢を持ち努力している人とそうでない人では違いが出る。モチベーションの違いによる結果の差だけではなく、最終到達地点も変わって来るであろうと思う。

 結論から言えば、夢を見ながらも、それに見合った努力をする事で、成功する事は出来ると言える。夢見がちなロマンティストも、現実ばかりを見すぎる冷静なリアリストも、どちらにも傾き過ぎないのが重要である。夢の実現には、きちんと努力しなければならない。

 そう言った人間は夢とまではいかないが、目標をきちんと立てて、実行する能力を持っているはずであり、何をさせても100点以上の結果を出す事が出来る。だから、夢を持ち努力する事は人生を豊かにする基本と言えるだろう。

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