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佐久間五十六厳選ヒューマンストーリー集  作者: 佐久間五十六


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18の春

 18歳の春に決めなくてはならない訳ではない。確かに区切りはある。区切りではあるし、18の春を境にして上京したり、就職したりする人間は多くいる。また、地元に残って進学する人もいる。これらの区切りで別れるカップルも多いが、それは環境の変化に対応できないだけで、18の春になったから迫られたと言う事ではない。

 この時期をなんて事なく乗り切れる事が本来望ましい。ただ、そうは言っても、15の春、18の春と言うのは、特殊な事情が無ければ、大抵の人の区切りとなる。と、言う事は18歳と言う時期は、人生のターニングポイントになる時期であると言える。この時期を上手く乗り切れば、将来結婚できる可能性が高い。

 この困難な時期を乗り切れたならば、その先には幸せが待っているかも知れない。まぁ、先の事は未知数だが、進学や就職により別れてしまう男女の心情と言うものは理解に値する。物理的な距離や新しい環境には、どうしても期待してしまうのも青春の妙だろう。

 そうならない様に、先の事を考えておく事が必要であり、それが上手く出来ないのが、若気の至りと言うものである。そもそも、18歳の男女に結婚まで意識して真面目に付き合えと言うのは、無理な注文であろう。せいぜい将来的なビジョンを持って、付き合った方が良いと言うアドバイス位にとどめるべきだろう、

 とにかく、その場の勢いやノリで何かをなそうとする傾向が強い若者には、そんなアドバイスは焼け石に水だろうが、そうした若者の暴走を止める義務が周囲の大人にはある。かつて、我々が先人にやって貰った様に、今度は大人になった人達が同じ事を後輩にやってあげなくてはならない。全ての人が不幸にならないように導いてやる助け船を出してやるのも大人の責任である。

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