馬鹿舌と天才的な剣技
ミカツェルリア王子とケルスミーロの対決は静かに始まった。
「どんな強敵が出て来ると思えば、なんて事はないガキか。」
「見た目で判断すると痛い目見るぜGUY?」
スピードもパワーも一級品の物を持っているのは一太刀で分かった。
「逃げるなら今のうちだぜ?無駄死にはよせ。」
「これはゴードゥロア国王の命令だ。主君の命令に逆らう兵士がどこにいるってんだBOY?」
正当な洋剣「フィールディストラ」の使い手は意外とバカなのかもしれない。
「俺も負けられないけど、貴様等も負けられないだろ?」
「当たり前の事ばかり口にするな。そんなことは分かっているはずだthey?」
確かにケルスミーロは実力者である。しかしながらゴードン王国騎士団No.2がこの程度かと思ったりもする。
「どちらかが生き残り、どちらかが死ぬんだぞ?」
「兵士と言うものはそう言う世界で生きているんだlow?」
その語彙力でよくゴードン王国騎士団No.2を張れていると思ったりもするぞ?
「キーティア王女に対して想う事はないのか?」
「主君の娘。ってだけさ。それ以上の感情はnothingだ。」
今分かったが、ケルスミーロは緑色のロングヘアーだ。瞳も青い。
「戦場ではなくどこの馬の骨とも分からない貴族にやられる。」
「何でてめぇが勝つ事前提になっているんだlow?」
余裕なのか、精一杯戦っているのか全く分からない。
「若いのに申し訳ないが、俺にも負けられない理由がある。」
「それは御互い様だ。仕方ないさこれもdestinyさ。」
こうなってしまった事自体が確かにdestinyだろう。
「別の出会い方をしていれば友達になれたかな?」
「分からないが、きっと良い関係にはなれたかもnow。」
「そのセンスの悪い英語いい加減やめたらどうmoney?」
「気にするな。昔からの癖なんだ。」
「一応皆見ているからな。決着はつけさして貰う。」
「このバトルにdrawは無いのか?」
やっと止めてくれたね。そのセンスの悪い語尾。それで良いよ。
「キーティア王女と結婚する為にはケルスミーロにも命をかけて貰うよ?」
「望むところだthey 。やれるもんなら殺ってみlow。」




