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佐久間五十六厳選ヒューマンストーリー集  作者: 佐久間五十六


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ミカツェルリア王子の評価

 ミカツェルリア王子の戦いぶりについてサンゴストとウェルガーが話をしていた。

 「王子の太刀筋もどうやら偽物では無かった様だな。」

 「相手が弱いと言うよりほ王子の方が強かったと言う感じですね。」

 「これから先の戦いはもっとレベルの高い人間が来るだろうな?」

 「大丈夫ですよ。王子ならこのまま婚約を掴み取りますよ。」

 「注文をつけるとしたら、防御が少し甘いかもな。」

 「確かに王子は攻撃にばかり目が行って、防御が疎かになる節がありますからね。」

 「攻撃は最大の防御なんだが、それにはリスクもある。」

 「王子の場合はセンスで何とか退けた感じもありますね。」

 「この先はきっと誤魔化しは通用しなくなるだろう。」

 「そんなにゴードン王国の騎士団ってのは強いんですか?」

 「恐らく白兵戦なら世界最強クラスとも言われている。」

 「そのトップと対峙する訳ですから気は抜けませんね?」

 「王子のスタイルは剣と盾を持ったオーソドックスなスタイルだ。」

 「トリッキーなスペシャル技はありませんからね。」

 「基本に忠実だと言う強みを活かして行くしかないな。」

 「相手はゴードン王国の伝統からして槍使いであろうな。」

 「苦手かもしれませんね?」

 「そうかもしれないがある程度は戦えると私は見ている。」

 「オールラウンドプレイヤーの真骨頂ですね?」

 「実戦なんて初めてだろうに、王子もよくやってるよ。」

 「訓練や鍛練してきた甲斐がありますね。」

 「100の訓練や鍛練も一つの実戦には敵わない。」

 「王子とてそれは分かっているはず。そうしないと駄目だと言う事は。」

 「いずれにしても、小細工が通用するのはここまでだ。」

 「ゴードン王国としても騎士団の名誉にかけて、キーティア王女を易々と奪われる訳にはいかないだろう。」

 「そうなりますね。これはハンロスド王国とゴードン王国のプライドをかけた戦いでもある。」

 「あとは王子のスタミナと気力が最後まで維持出来るかですね。」

 要するにサンゴストとウェルガーはミカツェルリア王子がよく戦っているという事を認めていたのである。

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