シード参加者の存在
ここで決勝に残った7人のプロフィールを紹介しておこう。
エントリーNo.1 キーティア・ゴロウェザス(ゴードン王国王女)
エントリーNo.2 コルア・ディネス(クロウェルザル公国王女)
エントリーNo.3 ティナミラ・クララ(ウィークルードス貴族)
エントリーNo.4 エールガイ・モネル(平民①)
エントリーNo.5 ソテイビー・ハンドルス(平民②)
エントリーNo.6 オルセラ・モーデル(前大会覇者)
エントリーNo.7 リディアス・マセグ(前大会準V)
この大会から前大会覇者と準優勝者がシードで参加する事になった。その為の二枠増設でもあった。こうして見ると、前大会覇者のオルセラ・モーデルを含め王族、貴族が4名平民が3名と、バランスの良い選出になった。
注目はエントリーNo.2で開催国出身初のファイナリストコルア・ディネスである。開催国は毎回クロウェルザル公国でありながら、クロウェルザル公国推薦の才女は過去99回全て予選落ちと辛酸を舐めてきた。
平民の注目は前大会準優勝のエントリーNo.7のリディアス・マセグだろう。昨年オルセラ・モーデルを土俵際まで追い込んだものの、次点に甘んじた平民である。史上初の平民優勝大本命に期待がかかる。
大会はファイナリスト7人の紹介と持ち時間30分のアピールタイムで争われる。審査員は今大会から観客全員で行われる。果たして、この7人の中にミカツェルリア王子の眼鏡に叶う女性がいるのか楽しみなところではある。ウェルガーとサンゴストは王子が意中の女性を見つけられた場合に備えてあらゆる情報を精査し、最善の行動が起こせるように手配をした。
今回から導入された前大会覇者と準優勝者の存在が果たしてコンテストの結果にどんな影響を及ぼすのか今からコンテストの開幕が楽しみなところであった。




