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佐久間五十六厳選ヒューマンストーリー集  作者: 佐久間五十六


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303/360

ハンロスド王国騎士ウェルガー・サッティム

 通称ウェルガーことウェルガー・サッティムは、ハンロスド王国騎士団に入って2年目の20歳である。

 何が得意と言う事も無かったのであるが、そのセンスの良さでなんでもこなしてしまう万能戦士であった。

 今回ミカツェルリア王子に同行する事になったのも、若手随一の汎用性を買われたからであり、ウェルガーは、ミカツェルリア王子と年も近い事もあいまって選出された。

 ただ、一つだけ欠点を挙げるとするならば、その若さゆえの経験値不足と言う位であろうか。

 とは言え、騎士団員2年目としては大胆な起用の仕方をされたのは間違い無かった。

 ウェルガーは、剣術の腕に覚えがありハンロスド王国騎士団に入れたのは剣術の腕が立つと言う猛者であった。将来の剣術師範間違い無しと言われたその実力は、これからのミカツェルリア王子の嫁探しで大いに活かされる事になる。

 ウェルガーは、身長196㎝とハンロスド王国の騎士の平均身長より約25㎝以上高い。そのヒョロっとした体格からは想像も出来ない程の剛剣を使う。ミカツェルリア王子の護衛としてはこれほどの適任者はそうはいない。

 性格は剣を使った時とはまるで正反対。おっとり穏やかな性格であった。普段のウェルガーは、本当に良い青年であると言う事しか印象に無い人も多い。ミカツェルリア王子も、戦いとなるとどうしてもまだ未熟な部分があるのは否めない。そこを補うのがウェルガーや、サンゴストの役目であった。

 何が起こっても同行する騎士としてミカツェルリア王子に何かあれば、ただでは済まされない。ミカツェルリア王子のピクニック気分とはうって変わって、同行するウェルガーやサンゴストは引き締まった表情で、その顔の中に熱いものがあるように見受けられた。これならミカツェルリア王子もきっと安心して嫁探しに集中出来るだろう。

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