表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
佐久間五十六厳選ヒューマンストーリー集  作者: 佐久間五十六


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

168/360

早さと正確性

 ミスがあってはいけない。追求するのは正確な早さである。それは高次の次元にあるハイレベルな課題である。しかし、マクドナルドはそれをいとも簡単にやり遂げている。徹底されたマニュアルと自分のやるべき事を明確にする事により、ロスを極限まで減らす事が出来ている。

 勿論、1秒、2秒、時間を短縮化するのは容易い事かもしれないが、これ以上の時間短縮は、正確性を損なう恐れがある。早さは重要だが、同じ位正確性は重要である。その二つがそろって初めてお客様のニーズに応えられるのである。

 早くて安くて旨い。それがファーストフード店の柱だ。そのバランスが大切なのである。バランスがとれていれば、ロスを極限まで減らす事が出来る。どんなに簡単な仕事でも、ミスやロスは無くさねばならない。とは言え、マクドナルドクルーも人間だ。たまのミスやロスは必ず出てくる。ヒューマンエラーは避けられないが、工夫次第でそれを最小限に抑える事は可能である。

 そう言う工夫をしているのは、何もマクドナルドだけに限られた話ではない。企業が成長する為には、必ずいくつかの鉄則がある。部下の声を大切にする。全社員の意見を経営に反映する。など柔らかく柔軟な発想と広い視野を持つ事が重要である。それ以外にも企業が長く生き残って行く為には、鉄則がある。本書はビジネス書ではないので、あくまでマクドナルドを通して知る事の出来る経験則を導き出しているものであり、ここでは割愛させていただく。

 いずれにしても、正確性とスピードは反比例してしまいがちな物であり、両立させるのは極めて難しく高度なマニュアルとクルーの育成が必要である。だがそれはミスを恐れるのとは違う。ミスが発生した時のクライシスプランを立てておけば被害は最小限に抑えられる。これは念を押して言っておきたい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ