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佐久間五十六厳選ヒューマンストーリー集  作者: 佐久間五十六


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3サイズ戦略

 S・M・Lを日本語に訳すなら大・中・小である。サイズ別に商品を分けているのは、より多くの消費者に購入して貰いたいと言う思惑がそこにはある。子供から大人まで、幅広い世代のニーズに応えようとするのは、簡単に出来る事ではない。サイズ別にすると言う事は、容器もそれに準ずる物を用意しなくてはならないし、それに見合った売り上げを確保せねばならず、レギュラーメニューの入れ換えにも影響を与えるものである。

 昨日まで売れていたが、今日以降売れると言う確証はどこにもなく、売れなければそれはロスでしかない。飲食業界に身を置くマクドナルドにとってもロスの削減は必要不可欠である。それはただ単にロスがもったいないと言うだけの話に留まらない。ロスは売り上げにダイレクトに響いて来る。コストを使って作った物が売れないと言う事は、当然ロスと言う事になる。その為、マクドナルドでは極力注文が入ってから商品を作る。それは中々出来る事ではないが、マクドナルドクルーは卓越したスキルで大量生産大量販売の多売薄利のスタイルを避ける。

 マクドナルドの商品価格は出来るだけお客様がお求め易い価格帯に設定されている。だから、薄利多売のスタイルでは勝負しない。サイズをS・M・Lの3つ用意しているのは、基本的にニーズがあってロスを極力減らそうとした結果であり、儲けを最大に引き出した証拠である。マクドナルドはそうした事に徹底している。いや、そうしたこだわりが、マクドナルドをここまでの大企業にした由縁である。

 例え話を一つ。ハンバーガー類にS・M・Lのサイズを設けるのと、ナゲットにS・M・Lのサイズを設けるのでは、どちらが売り上げを伸ばすだろうか?田川の考えでは、ナゲットに3つのサイズを導入する方が良いと思う。勿論議論の余地は大いにあるし、現場の苦労を考えるとどちらとも現実的ではない。サイズを設けるのは、ドリンクとポテトだけで良いのである。

 そうした少数意見にも耳を傾けて行こうとするのは大切な事である。多数派の意見だけでは、イレギュラーな商品開発は出来ない。この3サイズ戦略については、是非とも政治家先生方にも見習って欲しいと思う次第である。それはmiddleサイズが売り上げ多いに決まってますよ。smallサイズなんてお子様のサイズだし、largeサイズはお腹一杯になっちゃうから、そりゃ少数派ですよ、恐らくきっと。

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