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佐久間五十六厳選ヒューマンストーリー集  作者: 佐久間五十六


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コラボレーション戦略のメリットとデメリット

 コラボレーション戦略のメリットとデメリットはこうである。互いに消費者に対してアピールする事も出来る上に、消費者にとっても新たな商品分野を開拓する事も出来る。これがメリットである。デメリットとしては、コラボレーション後の売り上げ低下や、消費者に受け入れられ無かった場合に被るダメージが大きいと言う事である。

 ただそれらはコラボレーション戦略の光と闇のほんの一部でしかないし、あげれば枚挙にいとまがない。大切な事は、コラボレーションする中で、何を目的に何をどうしたら良いかと言う事をはっきりとさせる事である。このコンセプトが明確でなければ、出来上がった商品も宙に浮いた様にグラグラ揺れてしまうのである。

 それではいけない。コラボレーションを一緒にする企業に対しても失礼であるし、何よりも中途半端な物に対価を支払う消費者に対しても失礼である。コラボレーションの要点は、以上の事を踏まえるとこうなる。

 まず、コンセプトを明確にする事。その上で何をしたいかを明確にし、メリットとデメリットを踏まえて商品化する事。無論、商品開発のプロセスで、発売前になって商品に不備があれば手を加える。会社で言えば上司に提出する資料の様なものである。

 不備があれば、その都度直して行く。コラボレーション商品も普通の商品開発と同じである。開発段階から不備があるのを分かっていて直さないのは、病気を放置して酒やタバコをやるようなものである。自殺行為とでも言えば良いか。

 良いこと尽くしの戦略などビジネスの世界にはない。と、考えるのが妥当である。一長一短があるものにしか、成功のチャンスは眠っていない。コラボレーション戦略もそれに近いものがある。メリットも大きいが、デメリットも覚悟せねばならない。

 そうした物だと分かっていてそれでもコラボレーションをしたいのならば、納得の行くまでとことんやれば良いのである。それに成功したら次のプランを立て始める。そして、次にやる商品は前にやった反省点を活かして行く。そうやって成長して行くと言う事も立派な戦略の一つである。

 とにかく何を目的に何を作りたいのかと言う事がはっきりしていないと、いずれ開発途中で崩れる事になってしまう。コラボレーションと言ってもその中身は複雑で、手の込んだものなのである。

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