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佐久間五十六厳選ヒューマンストーリー集  作者: 佐久間五十六


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季節限定のジレンマ

 季節限定メニューを売れ行きが良かったからとレギュラーメニューに格上げした途端に売り上げが伸びないと言う現象はよくある事である。これは"季節限定のジレンマ"と言う現象であり、季節限定商品を出す上での禁じ手とも言われる。

 メカニズムはこうである。"この期間しか食べれない"と言うフレーズの効果が固くなっていた消費者の財布の紐を緩める。そうした消費者が多い為、売り上げが大きくなって期間終了を迎える。問題はここからである。その売り上げの良さにばかり着目してしまい、季節限定商品をレギュラーメニューに加えたがる。そこが落とし穴だ。

 レギュラーメニュー化する中で見落としているポイントがある。それは今食べなければと言う購買意欲で消費者の財布の紐を緩めていたのに、それがいつでも食べられる様になってしまえば、今急いで食べる必要はない→売り上げも上がらない。こうした負のスパイラルに陥ってしまう事である。確かに過去には、季節限定メニューから、レギュラーメニューに昇格したメニューもなくはないが、それでも「季節限定のジレンマ」は必ず意識する必要がある。

 あくまで、季節限定だから売れていると言う様に"下駄"の部分を考慮すべきである。レギュラーメニューへの昇格にはハードルが高い。さらに言うなれば、季節限定メニューの方が売り上げが高いと言う事は、レギュラーメニューへのインパクトが薄い(つまりレギュラーメニューが売れていない)為、レギュラーメニューにももっと力を注ぐべきであると言う事のシグナルなのかもしれない。

 消費者と言うのは、とても正直でただ安いと言うだけでは購入をしてくれない。コスパが多少悪くても、食べたい物あるいは対価を払っても良いと思う商品には投資をしてくれる。そうしたレギュラーメニューの安定した強さがあってこそ、季節限定メニューが起爆剤と成り得るのである。その事を忘れてはならないだろう。

 物事の基本ベースはあくまでポピュラーな基礎テクニックなのである。基礎が疎かになれば、最高のパフォーマンスは行えないのである。マクドナルドの売りはハンバーガー類とポテトなどの充実したサイドメニューであるが、どんな状況下でも、商品のクォリティは落としてはいけない。お客様の好みは様々だが、どんなお客様にも80点以上の合格点をつけて貰える様なレベルの商品を出さなければならない。そこを疎かにしないのがマクドナルドと言う企業である。もし、疎かにしているのであれば、足元をすくわれる日が必ず来る事になってしまうだろう。

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