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佐久間五十六厳選ヒューマンストーリー集  作者: 佐久間五十六


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第12話季節限定商品

 マクドナルドではレギュラーメニューに加えて季節限定のメニューの2本柱で販売戦略を立てる。季節限定のメニューの強みは何と言っても、趣向を変えたジャンルに挑戦出来ると言う様な非日常性を出せる事にある。季節限定商品は販売期間が、限られるため例え売り上げが良くても、販売期間を延長したりレギュラーメニューに加えたりは基本的に行わない。

 季節限定を売りにしている側面がある以上、追加販売は基本的にしない。季節限定商品はあくまでレギュラーメニューを販売する為の起爆剤的な要素があるため、マクドナルドに縁の無かった人を取り込む顧客拡大の面もある。

 売れてナンボ、客をさばいてナンボと言う資本主義における原理は天下のマクドナルドについても同じ事である。取り込めなかった客層を取り込むと言うのは、商売における鉄則でもある。弱点を無くす事よりも、長所である部分を伸ばして行く事を考えた方が良い場合もある。特別な強みを伸ばして行く事で、まだ誰も到達した事の無い分野に足を踏み入れて行く事になる。弱点を補強しても辿り着くのは同業他社の平均的な商品である。そんな事では、恐らく消費者の受け取り方も全く違ったものになって来るはずである。

 未開の地に飛び込んで行く勇気があるならば、ドンドン開拓して行けば良い。パイオニアとはそう言うものである。後に続く人間よりも、先を行く人間の方が困難にぶつかる回数も多いだろうが、その分ヒット商品が出た時には、その利益は限り無く巨大なものであろう。大手ハンバーガーチェーン店の最大手であるマクドナルドにとっては、そうした長所をひたすら伸ばし続けて行く事で、他社の追随を許す事が無いと言う結果を生み出したのである。

 季節限定の話から大分話が飛躍してしまったのだが、マクドナルドは間違いなく先駆者(パイオニア)である。その精神があったからこそ、日本中にマクドナルドファンを確立するに至ったのである。ただのファーストフード店がここまで社会現象を巻き起こす事になったのは、マクドナルドがただの飲食店ではないからであり、これからもそれは変わらないだろう。

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