こだわりのバンズ
メガマックとは関係ないかもしれないが、マクドナルドの全てのハンバーガー類全てに共通するあるものに関しても、マクドナルドはこだわりを持ってやっている。それはパティを包むバンズである。マクドナルドでは、一部商品を除きほぼ同じ種類のバンズを共通して使う事で品質を均一化させている。マクドナルドでは小麦からこだわったパン屋の様なレベルのバンズを提供している。
パンチの効いた商品からノーマルなハンバーガーまで、幅広いハンバーガー類でそれぞれのテイストにあったバンズがマクドナルドのハンバーガー人気を支えていると言っても過言ではない。パティの良さを殺してしまう物では勿論駄目だし、バンズが目立ち過ぎても駄目である。その微妙な匙加減が求められるバンズ作りにもマクドナルドは手を抜かない。そこに一流の仕事人魂を垣間見る事が出来る。
どうしてそこまで徹底させるのか?答えは簡単である。一切の妥協はせず自分達のベストパフォーマンスをお客様に提供したい。ただそれだけである。たかがバンズ、されどバンズ。必要な物にはとことん投資をする。それが業界トップをひた走るマクドナルドのスタイルである。こだわり抜かれた素材とマッカー(マクドナルドユーザー)に豊富なメニューを用意する事でマクドナルドはマクドナルド足りうるのである。
逆を返せば、力を抜いた商品を出してしまえばマッカーを失望させて、マクドナルドらしくないと言えるのかも知れない。米国発祥の食べ物だから、日本人には売れないと思われていたハンバーガーが、これ程までに普及したのは、物珍しさだけではないはずである。こだわり抜かれた素材と製法で世界中の人びとの舌を捉えて離さない。美味しさへのあくなき向上心こそがマクドナルドを世界規模の超巨大チェーン店に押し上げたのである。コスパも非常に高い。正にファーストフード業界の先駆者である。
素材と言う素材にこだわり抜くと言うスタイルは後追いのハンバーガーチェーンにも影響を与え日本人にも普及したが、恐らくそれを世間に定義させたのはマクドナルドが初めてである。後追いのハンバーガーチェーンは、どう頑張ってもマクドナルドを越えられない。パティ、バンズ、ジャガイモ、etc。とにかくベストな物を無駄の無いマニュアルで調理する。お客様の元に届く頃には商品の味が最もよく出る様に計算されつくしているのである。




