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佐久間五十六厳選ヒューマンストーリー集  作者: 佐久間五十六


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第8話お冷や

 浄水技術は日本が世界に誇る御家芸でもある。マクドナルドもその技術の恩恵を受けている飲食店の一つだ。世界を見渡せばお冷やが無料なのは日本位である。日本の飲食業界の代名詞はおしぼりとお冷やであるが、日本のマクドナルドでもお冷やは無料である。ソフトドリンクの回でハンバーガー類に合う飲み物はコーラと珈琲だと結論づけたが、実は水こそがハンバーガー類に一番あっているのかも知れない。混じりっけの無いお冷やこそが単純にハンバーガー類を楽しめるかも知れない。

 海外から来たお客様は、チップ文化の無い日本では驚かれるが、少なくとも日本人のサービス精神は世界とは別次元の物であり上質である。とは言えそのサービス精神は度が過ぎているとも言える。

 しかし、何でもお金を出せば解決するという考え方を持っている外国人の人から見れば、日本人のサービス精神は理解に苦しむものかもしれない。文化の違いなのかも知れないが、日本の飲食業界にしか出せない色が日本のマクドナルドにもあると、田川は誇りに思っていたし、日本のマクドナルドは世界最高水準のサービスを提供していると誇りに思っている。

 マクドナルドが日本で成功したのも、日本的なサービス精神を取り入れたから、日本人に支持されたのであるし、お冷やにお金を取らないのは日本人的サービス精神の表れであり、お冷やにお金を取っていたらマクドナルドは日本で成功しなかったとも言える。大袈裟かもしれないが。タダ程高い物は無いと日本人はよく言うが、日本人的感覚からすれば、行き過ぎた商業主義と言う事になる。海外では、取れるところから取れと合理的に考えるが、少なくとも日本ではそうした合理的思考は受け入れられない。

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