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佐久間五十六厳選ヒューマンストーリー集  作者: 佐久間五十六


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第7話ソフトドリンク

 今ではファーストフード店では当たり前になったソフトドリンクの種類の豊富さも、マクドナルドが先駆けて導入して来たシステムである。あくまでハンバーガー類やサイドメニューを引き立てる物となっている。目新しさは無いが、マクドナルドの主力商品はあくまでハンバーガー類である。

 ハンバーガー類の力強さに勝ってしまう様な強烈なドリンクは必要無いのである。そしてハンバーガーの味を引き出す最強のドリンクは水である。欧州や米国では混じりけの無い水も有料で提供されている。しかし、日本ではスマイルと同様水は無料で提供されている。タダより高い物はないとはよく言ったものであるが、水をハンバーガー類のお供とする人は、味の分かる通の人である。

 ドリンク部門の主力はコーラやホットコーヒーである。特に珈琲は、一杯無料のキャンペーンを行っていた為、力を入れてマック珈琲のファンを獲得していた。話は変わるが、ドリンクに入れる氷にもこだわりがある。小さな立方体の様な特別な氷はいつまでも溶けない事を重視していない。ハンバーガー類やフライドポテトを食べる時間は10~15分。遅い人でも20分位で食べきってしまう。その間だけドリンクを冷やしておければ良いので、大きな溶けにくい氷は必要無いのである。

 それよりも、短時間で集中的にドリンクを冷やすのは、サイズの細かなマクドナルド仕様の細かな氷の方が良い。ドリンクがオーダーされる度に氷は必要だから、大きな氷はコストがかかる。1円2円の世界の話かも知れないが、わずかなコスパも塵も積もれば山となる、よく考えられた訳である。中には氷ごとドリンクを飲み干す人もいる。そうした人達の事まで考えて作られたのが、マクドナルドの氷である。

 確かに大きな氷はドリンクを少なくて済むようにさせる効果はある。店によってはコスパ改善の為にわざと大きな氷を入れて提供する店もある。だが、ファーストフードの店では命に等しいドリンク部門でも、マクドナルドはこだわりを随所に見せる。マクドナルドは米国発のファーストフード店ではあるが、本家に勝るとも劣らないドリンクへのこだわりがあるから、現在に至るまでマクドナルドの人気は支えられているのである。

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