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佐久間五十六厳選ヒューマンストーリー集  作者: 佐久間五十六


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負け犬の遠吠え

 大人と子供の恋は何が違うのか?上げれば枚挙にいとまがないが、経済的な面でも身体的な面でも精神的な面でもあるが、それはあくまでも表面的な事に過ぎない。重要なのは内面の部分である。大人と子供で大きく違うのは、精神的な面位であり、後は大差ない。

 それがどうしたのかと言われる程の事なのだが、大人と子供の恋を比べる事にあまり意義を感じない。それは私だけではないはずである。あえて違いを言うとすれば、その区別するよりはどういう戦略をとれば失敗しないのかと言う事をきちんと理解する事であろう。

 結局の所人間の恋なんて、いくつになってもそこまでの差はない。言うなれば子供の恋は高校受験。大人の恋が大学受験とたとえれば、分かりやすいだろう。難易度も違うし、教科数もまるで違う。これらを同質の物と言い切る事は難しいが、本質は同じである。学校に通い、進学塾に通い、志望校合格を目指す。それに違いは無い。

 同じように、子供の恋愛も大人の恋愛も誰かを好きになると言う点では、根本的な部分は同じである。恋愛は年齢に関係無く、本質としては同類の物と言って良い。日本型の受験システムでは、良い点数さえ取ればエリートになれる。

 しかし、だからと言って試験で点数を取れない人間がエリートより劣っていると言えば、そうとも言えない。恋愛も同じである。恋が実らないとしても、その人間の全てが否定される訳ではない。大切な事は、諦めずに腐らずに、どこまで自分の意思を貫けるかと言う事である。精神論的でどうもよろしくないが、こと恋愛においては、精神論的なものの中にしか適切な言葉が見当たらない。良い点を取れなくても、良き恋愛は出来る。これは"負け犬の遠吠え"と言われるかもしれないが、負け犬上等構わない。何故ならそれが真理だからである。

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