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校内

私[あったかい…]


目を開けると目の前に葵がいた


私[ん…?あぁ…]


昨日の夜に寝る前に葵が布団に入りこんで来たのを思い出す


私[流石に抱きつかれてると意識するな…]


葵の胸が私の体に当たっている


自分の顔が赤くなるのを自覚する


私「葵…」


葵の体を揺らして起こす


葵「んー…」


私「葵ー?」


葵「まだー…」


布団を出るが葵は布団から出る素振りを見せない


私[ちょっとだけイタズラするか…]


私「胸揉むよー?」


葵の耳にボソボソと囁く


葵「ミ゛ャ!!」


葵は言葉にならない悲鳴をあげて状態を起こす


私「おはよう…」


葵「おはよう…揉んでないよね?」


葵は胸を抱えて私の方を見る


私「安心しな…揉んでないよ…」


葵「…変態」


私「そのポーズでやられると流石にアレやから…」


葵の格好は上着が少しはだけており、色欲が出てくる光景だった


キッチンに向かって菓子パンを取る


葵「…」


葵は不機嫌そうに手を出す


私「…?」


葵の手のひらの上に右手を乗せる


葵「違う!!パン!!」


私「あぁ、ごめん…」


葵にあんパンを渡す


葵「もう…それで?大学の時間は?」


私「まあ大丈夫…葵は今日どうする?」


葵「そうね…少し買い物に出かけたりするわ…この辺の散歩をしたいし」


私「あ、じゃあ鍵渡しとくね…」


葵に鍵を渡す


葵「いいの?」


私「いいのって?」


葵「鍵渡して…」


私「ん?なんかするの?」


葵「しないけど…信用してくれるの?」


私「んー…うん。」


葵をじっと見つめる


私「葵は私を止めてくれたからね…悪意がないし信用はしてるかな…」


葵「わかった…ありがとう…」


私「ん…」


葵「あぁ、今日は絶対大学に行ってよ?」


私「わかったから…大丈夫だよ…」


葵「ん…車の中の荷物とかその辺全部やっとくからね?」


私「了解…んじゃあ行ってきます…」


葵「行ってらっしゃい…待ってるからね」


荷物を持って家を出る


私[行ってらっしゃいって…いつぶりに言われたっけ…?なんか慣れてないからゾワゾワする…]


謎の感情を感じながらも大学に向かう


大学へは電車で30分と近い場所だった


私[ここに来るのも1ヶ月ぶりか…あんまり休めないな…]


今通っている大学は偏差値は高いが自由なところで、単位の取得方法も甘い


私[…帰りたいな]


来て直ぐに視線を感じる


悪意と侮蔑の入った視線だ


私[何もしてないのになんでまあいじめというか廃退的な思考をしてるのかね…]


元々彼らに何かをした訳では無い


風貌や清潔感も最低限きちんとして入る


1回過去に聞いたことがある


私「なんで私のことが腹立つの?見た目?性格?」


「知らん。ただお前が腹たってサンドバックにちょうどいいからだ。理由なんかない。くそが」


私[…]


思い出すだけでも悲しさや怒りが湧く


「なんでここにいるの?さっさと帰れば?」


「○○君…彼女らが君をいじめたってそんなわけないでしょ?君に理由があるんじゃないの?謝りなさい」


「あんたのことを産んだけど出来は悪いし失敗したわ。金ならいくらでもあるから出でってくれる?」


私[私が何をしたんだ…誰にも関与も疎まれる理由もないのに…]


1番後ろの席に着き、教材を出す


私[…ここなんだっけ?]


教材を見ても単語が思い出せない


偏差値は中の上だった


しかし、近いところでいいとなんとなく偏差値の高い所に行った


受験には成功したものの、レベルが高く、振り落とされるのは早かった


私[まあ最悪退学すればいいか…ここにいる意味が無い…]


スマホを開いて設定をする


私[うわー…ゲームのデータ全部飛んでる…最悪だ…]


引き継ぎを失敗したのかゲームのデーターの引き継ぎはされなかった


私[まあいいか…また1からゆっくりやろ…]


スマホの設定を終わらせる


私[やることがないな…]


周りを見る


教授の話を真面目に聞いているのはごく一部で他の学生は寝落ちしていたりスマホを触っていたり談笑している


私[失敗したな…少し遠くでも良かったか…]


自身の過去を忌々しく思う


私[学歴だけは最低限と思ったが、これならなくてもいいな…金は入ってくるから最悪あいつらから金をせしめるか…どうせ今使っても奴らは何ら痛手を喰らわない…]


スマホの通帳残高の画面を見つめる


自分の個人口座だけでもしばらく豪遊しても大丈夫な額はある


私[次はどのようにしてあいつらからせしめるか…息子に対するある種の虐待として訴えるとゆすればまだ絞れるか…]


親が子を子として見ていないようにこっちも親としてみてはいなかった


私[まあとりあえず1回メールだけ入れとくか…]


父に必要経費で金がいることをメールで伝える


私[まあこれでいいか…]


「以上で本日の講義とする」


教授が講義の終了を伝える


私[終わった…ここから3時間大学に待機か…]


荷物を持って席を立つ


私[この後はコンビニでご飯買って…適当にブラブラするか…]


ドンッ


誰かにぶつかる


「…チッ」


私「あぁ…すいません…」


ぶつかった男は舌打ちをしてその場を去る


私[はぁ…]


コンビニへ向かうために講堂を歩く



「以上の2点で380円です」


私「これで…」


「ありゃすしたー」


コンビニのパンを買って私は路地裏を目指す


私[人のいない場所…]


その辺の路地裏で私はパンを食べる


私[ここは薄暗いけど人がいないし楽だな…]


元々屋上で食べていたが人気が出たのか人が来るようになった


そして、人がいなくて椅子がある場所はこの路地裏だった


狭いし、少し暗い雰囲気だが、ほこりっぽさは少なく、廃棄物の椅子がずっとあり、何かとここは便利なのだ


私「…」


パンを食べながらアプリのチュートリアルを進める


葵【今お昼?】


葵からメッセージが届く


私【今昼飯食べてる】


葵【おっけー 今私色々買ってるから】


私【わかった 覚悟しとく】


葵【b】


メッセージを閉じる


私[こうやってメッセージするのも久々だな…親とはほぼ一方通行だし…]


ほっこりしながら私はパンを食べ進める


私「…」


私[このゲームってこんな難しかったっけ…?]


ゲームに夢中になる


私[アラームかけとこ]


次の講義の時間にアラームがなるように設定する


「にゃー」


私「…」


私[野良猫…?]


鳴き声の方向を見ると一匹の黒猫がいた


私「にゃー?」


思わず鳴き返す


黒猫は私をじっと見たあとに私の膝の上に乗る


猫「ニャー」


猫は私の膝の上に乗ると丸くなって毛繕いをする


私「人懐っこいなお前」


周りに誰もいないことを確認して私は猫に話しかける


私「なぁ猫?」


猫「ニャー」


私「私さ…昨日死のうと思ったんだ…」


猫「くぁー…」


猫は欠伸をする


私「だけどなんか女の子が止めてくれてさ…何とか今生きてんだ…」


猫の背中を撫でる


私「けど辛いもんは辛いんよ…」


猫の耳をそっと撫でる


猫「ニャー」


猫は私の手に顔を近づける


私「お前みたいにもっと自由奔放に明るく振る舞えたら良かったよ…」


涙が出てくる


私「はぁ…どうすればいいんだろうな…」


ボーっと猫を撫でる


猫「にゃー」


私「んー?」


猫はこちらの顔をじっと見つめる


そして私の右手をぺろぺろと舐める


私「ふふ…くすぐったいよ…」


空いた左手で猫を撫でる



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