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嫉妬

私[遅いな…何話してるんだか…]


二人が別室に行ってから1時間が経過していた


私[そういえば葵は何を買ったんだろう…]


リビングを軽く見渡すが特に変化はない


私[…服とかその辺か?それか何かを注文した?]


葵「ただいま。」


葵と猫又が帰ってきていた


葵は何故か頬が赤い


私「おかえり…随分話し込んだね…」


猫又「まあ色々とね…」


葵「あのさ…」


葵が私の前に立つ


何かを覚悟した表情だ


私「…何?」


あまりの思い詰めた表情に思わず警戒をする


私[…]


葵「私も大学行っていい?」


私「…え?」


葵「猫又の話聞いてて行きたいのよ…ほら、私一応変化とかはできるから…」


そういうと葵の姿が消える


葵「ほら!!」


下から声が聞こえる


下を向くと狐がいた


サイズは猫と変わらず、黄金色の毛並みで毛並みは整っており、猫又と同じくどこか高貴な雰囲気を漂わせる ただ、普通の狐と違うのはしっぽが9本もあった


私[めっちゃわさわさしてる…]


猫又「葵、しっぽの数は普通1個よ」


葵「あ、そっか」


瞬きをする間に九本から一本に変わる


私[変えれるんだ…]


猫又「これなら良くない?」


私「んー…」


猫は割と一般的だが、狐となると流石に問題になる可能性がある


私「猫に化けれない?」


葵「いいわよ?」


葵は小麦色の猫の姿になる


私「おー…凄い…」


葵「ふふん…余裕よ…」


しゃがんで葵の背中を撫でる


毛並みは手入れしたかのように整っており、撫で心地はとても良かった


葵「ふふ…もっと撫でていいのよ?」


私[めちゃ気持ちいい…]


猫又「後、私この家に住むから…よろしくね?」


私「あー…葵はいいって言った?」


葵「まあ…というかある種の抑止ね…」


私「なるほどね…」


猫又「よろしくね?」


私「よろしく…」


猫又と握手をする


私「葵…ケーキ食べる?」


葵「食べる!!」


猫又「私も貰うわ」


私「ん…」


私[ケーキは猫又にあげるか…]


葵は人間の姿に戻る


葵は冷蔵庫にケーキを取りに行って猫又もそっちへ向かう


その姿はしっぽを除けばなんら二人の女の子と言っても変わりはなかった


私[まあ…いっか…]


刺激は強いが半ば諦めて私は弁当をレンチンする






三人でご飯を食べてしばらく談笑をしたあと


猫又「そういえば私猫又って言われるの嫌なんだけど…」


葵「あー…まあそうね…」


種族名で読んでいるから私が人間って呼ばれるようなものだ


葵「でもあんた名前あるの?」


猫又「ご主人につけてもらったわよ…今日からリンって名乗るからよろしく」


私「あぁ…いいの?」


猫又「まあ初めて名前つけられたから…それに悪い気はしてないし…」


葵「…」


葵は頬を膨らます


葵「ずるい…」


私「え?」


葵「私もお兄さんからなんか欲しい!!」


私「えぇ…」


びっくりする


葵「んー…」


リン「まあ確かに私はご主人から名前を貰ったけど葵に何もあげないのは行けないわよねー?」


私「あげるものか…」


リン「これはどう?一回だけ何でも言う事を聞く権利 とか」


葵「それあり!!」


私「何でもか…」


私[まあ葵がそんな酷いことする訳ないしな…]


私「葵がそれでいいならいいよ?」


葵「言ったわね!?猫又聞いたよね!!」


葵のテンションが急上昇する


リン「聞いた聞いた…大丈夫よ…」


リンも呆れたようにこちらを見る


葵「ふふ…お兄さん覚悟しといてね?」


私「あ、あぁ…」


私[やばいことしたかも…]


言うことを聞く権利をあげたのを少し後悔する


リン「まあ今日は夜も更けたし寝ましょう…」


私「そうだね…明日も早いし…」


布団、敷布団を出して設置する


葵「さっさと寝ましょ…」


リン「おー…すごいご主人の匂いがする…」


葵とリンは私の布団に入り込む


私[…2人はそこで寝るのか]


リン「ご主人来ないの?」


私「さすがにかわいい女の子二人と一緒に寝て眠りに付けないよ…」


葵「昨日一緒に寝たのに…」


リン「私たち可愛いって…ふふ…」


私[本当に可愛いからタチが悪い…あと胸もあるし…]


二人から目を逸らしてソファーの上に寝っ転がる


私「おやすみ…」


葵、リン「おやすみ…」


電気を消して眠りにつく


久々に大学に行ったから疲れが溜まったのかすぐに意識はそこに落ちた…









ピピ…ピピ…


私「ん…」


アラームが鳴る


私[あれ…?私布団に入って寝たっけ?]


寝る前は布団を羽織らずに眠ったのに私は布団に包まれたいた


私[ていうかなんか重い…]


布団をまくると葵とリンが猫と九尾の姿になって私の胸の上で眠っていた


私[…え?]


眠気から完全に覚める


葵「ん…おはよう…」


狐の姿で葵が話しかける


私「おはよう…」


葵「んー…今何時…?」


私「えーと…」


リンを起こさないようにスマホを取り出す


私「11時半…ギリギリ…」


ポンポンとリンの頭を叩く


リン「んー…まだ寝る…」


私「遅刻するよ…?」


リン「んぁ…んー…」


葵「…」


葵がしっぽでリンの体をバシバシと叩く


リン「痛い痛い起きた起きた!!」


リンはのそのそと私の胸からおりる


リン「ご主人おはよう…」


私「おはよう…」


葵「兄さんの胸の上よく眠れるわ…」


リン「確かに…」


私「まあよく眠れたなら良かったよ…」


起き上がってキッチンに向かう


私「今日葵も来るの?」


葵「えぇ…ダメ?」


私「変なことしなきゃいいよ…猫の姿でね?」


葵「えぇ…」


葵とリンは人間の姿になる


葵「あんた着物って息詰まらない?」


リン「んー?全然?いつもこれだから全く気にしてない…」


葵「どうせなら着物じゃなくて私の服着る?」


リン「あー…どうしよ…」


葵とリンはソファーに座ってのんびりとテレビを見ている


私[凄いな…昨日より距離が短くなってる…]


私は菓子パンを二人に投げる


リン「ご主人のそのジャムパンがいい…」


私「ん…」


リンにジャムパンを投げる


リン「ありがと…」


リンはジャムパンを食べる


私「…」


葵「どうしたの?」


私「え?」


葵「いや、なんか怪訝そうな顔してるから…」


私「あー…いや、葵のこと教授になんて説明しようかなって…」


葵「あー…」


リン「ご主人のペットってことでいいんじゃない?」


葵「ペット…兄さんのペット…」


葵はパンを食べる手を止めて呟く


私「それでいっか…まあ2匹をペットというのは少し忍びないけど…」


葵「大丈夫…立場は私の方が上…ペット…」


リン「…葵?」


葵「ひゃい!?」


私「…まあ葵が何を思うかは知らないけどペット扱いはしないから」


上着を羽織ってカバンを持つ


葵「もう行くの?」


私「うん…時間が無い…」


葵とリンは猫の姿になる


私「んじゃあ行こっか…」


扉に鍵をかける


葵とリンは私の後ろに着いてくる


私[教授になんて言おうか…]


考えるだけで頭が痛くなる



葵はリーフィア リンはブラッキーみたいなシャンとした毛並みの猫というイメージです

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