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中二病に与えてはいけないスキル~中二病を拗らせた俺がもらったスキルは最強だった~  作者: 桜瑞歌
第ニ章 神の使者、街に降臨〈温泉編〉
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第9 の宴 食いしん坊のハティはハルト似

一日にして、大金持ちになった俺達。

早速今日の宿を探すことにした。

「お金はいっぱいあるからな。

高級な所に泊まろう!」

『賛成〜!!』

俺達はなんか凄いゴージャスな宿に辿り着く。


「いらっしゃいませ、お客様。

当ホテルをご利用ですか?」

「ああ、3人と一匹だ。」

「失礼ですが、お客様。

当ホテルは普通の宿と違ってお値段がかなり張りますが大丈夫でしょうか・・・?」

どうやら俺達を貧乏人だと思っているらしい。

「一泊いくらだ?」

「はい。

一人当たり、5万ライト、眷属のモンスターで2万ライト。

合わせまして一泊17万ライトになりますね。」

「へぇー、意外と高いんだな。」

「その代わり、お食事は最高のシェフの作る最高のお料理!最高のサービスでおもてなしをしております!!」

なんかドヤ顔で言われたな。

まあ、いいや。

「じゃあ、とりあえず一泊頼む。」

俺はアイテムボックスから17万ライトを出す。

「え!!あ、はい!!

では、こちらへどうぞぉ!!」

慌てて俺達を案内する従業員。

きっと払えないと思っていたのであろう。

金持を舐めるなよ!

「あ、眷属のモンスターのお部屋はこちらです!」

「は?部屋が違うのか?」

「はい!

当ホテルは眷属のモンスター様にも快適に過ごさせて頂ける様、専用のお部屋をご用意しております。」

「専用の部屋?」

「はい!

是非、ご見学ください!」

部屋を見るとモンスターが何体かいた。

犬のモンスターかな?

モンスター専用のベッドや食事が用意され、ブラッシングや身体まで洗ってくれるらしい。

「今でしたら、同じ種族のモンスターだらけなので、お客様のモンスター様も楽しく過ごせるかと思いますよ!」

いや、ハティは犬じゃないんだけどな。

まあ、今の見た目は犬だから間違えるのはしょうがないな。

最初からそれが狙いだしな。

「ハティ、済まないが今日はここで寝てくれるか?」

〈キャン!〉

「少し不服だが、主の命令なら仕方ない。って!」

「そうか、済まないな。

明日、好きなもの食わせてやるからな!」

〈キャンキャン!!〉

「ならば、喜んでここに泊まろう!

我はモンスター肉を所望する!って言ってるよ!」

「分かった。明日買いに行こう。」

ハティと別れ、俺達は部屋に案内される。

「こちらで御座います!」

通された部屋はかなり、広めで大きなベッドが3台。

部屋には風呂も付いていてまさに高級感溢れる造りとなっていた。

「おおー凄い広〜い!!」

「まあ、素敵ね♡」

「ああ、高いだけあるな!」

「お気に召して頂けましたか?

後ほど、お食事をお運び致します。

では、御用の際は何なりと!」

そう言って従業員は去っていく。

「ふう。

なんだかんだあったが、大金も手に入れたしこれで暫くは困らないな。」

「一気に大金持ちだもんね!」

「明日お買い物行きましょう♡

お洋服欲しいわぁ♡」

「分かった。

買ってやるよ。」

「ホントに!?

嬉しい♡チュッ♡」

レナは抱きついてきて俺にキスをする。

「ああ!お姉ちゃん狡い!!

私もちゅ~するの〜!!」

更にルナまで俺にキスをしまくる!

俺のエクスカリバーは完全に覚醒してしまった!

「あら♡

ご主人様のココ♡

今治めてあげますね♡」

レナは俺の服を脱がし、俺の覚醒したエクスカリバーを舐め回す!!

「ああ!私もするの!!」

2人でだとぉぉぉ!?

なんて素晴らしいんだ!!

こんな美人の二人が俺のエクスカリバーを丁寧に!!

やばい、エクスカリバーが暴発しそうだ!

「うふふ♡

もうイキそうなのね♡

でも、まだだめよ♡

ココで出して貰いますからね♡」

レナは俺のエクスカリバーをレナの鞘に収める!!

「あん♡これが欲しかったの♡

やっぱりご主人の♡凄い♡」

「わあ、お姉ちゃん、気持ち良さそう!

ご主人様!私のおっぱいも♡」

ルナは服を脱いで俺の顔におっぱいを押し付ける!

ああ、なんて素晴らしい弾力!!

「あん♡ご主人様〜♡気持ちいいよぅ♡

もっと吸ってえ♡」

「あん♡あん♡ご主人様のが・・・ルナのおっぱいで更に元気になってるわ・・・♡

凄い・・・♡もっと・・・♡♡」

レナの激しい動きに限界がやってくる!!

「レナ!そろそろ・・・!」

「ください♡ご主人のいっぱいください♡

ああ〜♡♡♡♡」

俺のエクスカリバーは暴発する!!

「はあはあ・・・ご主人様♡

最高でした♡」

「ご主人様〜♡私もー!!」

「はいはい、勿論ルナもな。」

そして二回戦が始まり、ルナにも暴発する・・・!

「えへへ♡

ご主人様大好き♡♡」

「ああ、俺も好きだよ。」

「あら、私は〜?」

「勿論、レナも好きだぞ。」

「うふふ♡嬉しい♡♡」


二回戦が終わったところで飯が運ばれた。

流石は高級ホテル。

かなり美味い!!

俺のただ焼いただけとは比べ物にならない!!

二人も美味しそうに食べているからな。

是非、ここのシェフを仲間にしたいな。

まあ、無理か。

いつかは料理の出来る仲間が欲しいな。

勿論女の子で。

この二人は料理は何もできないしな。

精霊だから仕方ないか。


食事も終わり、3人でお風呂に入ることにした。

しかし・・・

「・・・」

「どうした?レナ。

不満そうだな?」

「・・・森で入ったお風呂と違います。」

「ん?しょうがないだろ?

あんな広いのは流石にないよ。」

「いえ、広さじゃなくて、お湯です!

このお湯はただ温かいだけだわ!!」

「まあ、温泉なんてここにはなさそうだしな。」 

「私はあの温泉がいいです!!

ご主人様!温泉創ってください!!」

珍しくレナがワガママ言ってるな。

余程、温泉が気に入ってんだな。

「創れと言われても、流石にここに創る訳にはいかないだろ?」

「じゃあ、お湯だけ変えちゃおう!」

「変えるって!このお湯どうやって・・・!」

見渡す限り抜くところが無い。

どうやって入れたんだ?

「じゃあ私が抜いてあげる!」

ルナがお湯に手を入れると一気にお湯がルナに吸収される!!

「これでなくなったよ!!」

「え!?なくなった!?」

「ルナは水の精霊だからこういうことも出来るのよ!!

さあ、ご主人様!温泉入れちゃって!!」

レナの期待の眼差しに逆らうことも出来ず、俺は湯槽に温泉を入れる。

「うふふ♡

やっぱりお風呂はこれね♡

もうこれ無しでは生きていけないわ♡♡」

「やっぱりこの温泉は違うねー!」

二人共満足そうだ。

「ねえ、ご主人様♡

お湯も変わったことだし、またしましょ♡」

「私もー♡

このお湯なら疲れないもんね♡」

まさかこれが、狙いだったのか!?

まあ、良い!

今日は思う存分可愛がってやろう!!


この日の夜は3人で存分に愛し合った・・・。


次の日、ハティを迎えに行くと異様な光景が・・・。

ハティの周りには4匹の犬モンスター。

部屋の隅には何体か犬のモンスターが震えている。

ハティの周りの犬達はなんかうっとりしてる感じるだな?

壁際の犬達は心底怯えてるし。

なんだこれ?

〈キャンキャン!〉

「おはよう御座います、我が主!

もう出発ですかな?だって!」

「ああ、そうだが、その犬達はどうしたんだ?」

〈キャンキャン!〉

「このメス犬共は我の虜になった者たちだ。

昨晩散々ヒイヒイ言わせたからな!だって!」

「ヒイヒイ!?お前やっちゃったのか!?」

〈キャンキャン!〉

「こんなメス犬4匹など、全員と交尾したって余裕だ!種族も違うから孕むこともあるまい!だって!!」

〈キュゥゥゥゥン♡〉

「やっちゃったんだな・・・。で、そこの怯えてる犬は?」

〈キャンキャン!〉

「小奴らは我に歯向かったので少々脅かしただけだ!

犬モンスターの分際で我に逆らったことを後悔させたまで!って言ってるよ!」

「あらあら、飼い主そっくりね♡

とくにヒイヒイ言わせるところなんて♡」

くっ!

この前まで子犬だった癖に!!

0歳でハーレムとか生意気な!!

ハティが部屋を出ようとすると名残おしそうな4匹。

しかし、人様の眷属を連れていくわけにいかない。

俺達は逃げるようにホテルを出ていった。

他の飼い主達にバレなければいいが・・・。


「よし、今日は買い物をしよう!

冒険に必要な物と食料とそれぞれ欲しい物を買うぞ!」

『わぁぁぁい!!』

〈キャンキャン!〉

今日は戦うこともないので鎧ではなく普通の服で買い物することにした。

またビビられても嫌だからな。

買い物しづらい。

さて、先ずは食料。

ハティが沢山食べる分、かなり買い込まなければいけない。

先ずは肉屋か。

俺達は肉屋に向かう。

「いらっしゃいませ!」

「すいません、モンスターの肉欲しいんですけど。」

「はい!当店には色んな種類のモンスターの肉ごありますよ!!

どれにしましょう?」

「どれが美味しいですか?」

「どれもいいけど、このキラーパイソンの肉なんて人気ですよ!!」

「じゃあ、それ100キロで。」

「・・・は?」

「あ、100キロもないですか?」

「え、もしかして冷やかしですか!?」

「は?必要だから言ってるんですけど?」

「100キロなんて食べるのに何ヶ月もかかりますよ!?

肉がだめになります!!」

「あ、大丈夫。

アイテムボックスに入れておけば鮮度はそのままだし。」 

「あ、アイテムボックス!?

確かにそれなら・・・!

でも、100キロで100万ライトですよ!?」

「1キロ1万か。いい肉なんだな。

大丈夫。金ならある。」

俺はアイテムボックスから100万ライドを出す。

「し、失礼しました!!

只今お持ちします!!」

〈キャンキャン!〉 

「我はここの肉、全て食べたい!

我が主よ、我の欲しい物はこれがいい!って言ってるよ!」

「えぇぇぇぇぇ!全てですか!?」

肉屋の店員は驚愕する!

「なんだ、ハティ。肉でいいのか。」

まあ、ハティはモンスターだしな。

服とかいらないしな。

「じゃあ全部でいくらですか?

あ、在庫もあればそれも買います。」

「ぜ、全部!?

全部で端数おまけしても1000万ライドになってしまいますが・・・?」

「じゃあ、これで。」

ハルトはアイテムボックスから更に900万ライトを出す。

「ほ、ホントに1000万ライトだァァァァ!!

いいんですかァァァ!?」

「まあ、いくらあっても困らないからな。

大丈夫です!」

「あ、ありがとうございまぁぁぁぁす!!!

すぐにはご用意出来ませんのでお昼頃また来てください!!」

「分かった!また来るよ!」

〈キャンキャン!〉

「一切れでいいからパイソンの肉を今食べたいって!」

「はい!喜んでェェェェェェェェ!!」

いそいそと大きめの一切れをハティに渡す店員。

ハティは生のままかぶりつく!

幸せそうな顔のハティ。

「良かったな!ハティ!」

〈キャンキャン!〉

「我は主に仕えて本当に良かったって言ってるよ!」

「ははっ、現金なやつだな!」


肉屋を後にして次の店に向かう。

肉の店員がいつまでも手を振っていたな。

その後も野菜や果物など、手当たり次第に買い込むハルト。

食料だけで1500万使ってしまう。

「ご主人様凄い買うねえ。」

「沢山買わないといちいち買うのめんどいだろ?

アイテムボックスは無限に入るし、食料はあっても困らないからな。」

「そんな豪快なご主人様も素敵ですわ♡」

続いて道具屋に向かう。

余り怪我とかはないが、念の為ポーション等備蓄をしといたほうがいいと判断したからだ。

「はい、いらっしゃいませ!」

「一番いい薬ってなんですか?」

「一番良いものですとエリクサーですね!

すべての状態異常と怪我も魔力も回復!

病気まで治ってしまいますよ!」

「へぇー!それは凄い!

じゃあ、全部ください。」

「は?」

「は?」

「いやいやいや、エリクサーは一本十万ライトですよ!?

うちの店の在庫合わせると500万ライトですけど!?」

「はい、500万ライト。」

ハルトはアイテムボックスから500万ライトを出す。

「ヒィィィィィ!!確かに500万ライトォォォォォォ!?

た、只今ご用意しますぅぅぅぅ!!!」

急いで店の裏にいく店主。

「ねえ、ご主人様。

そんなにエリクサーいるの?

魔法で創っちゃえばいいのに!

回復スキルとか!」

「それは何れ創るよ。

でも、一度大人買いしてみたかったんだよね。

エリクサーももしかしたら今後使うかもしれないじゃん。」

「なんて豪快♡」

「おまたせしました!

エリクサー50本です!」

「ありがとう!」

俺はアイテムボックスにエリクサーをしまう。

「またのお越しを〜!!」

道具屋の店主もいつまでも手を振っていた。


「いやー大人買いって気持ちいいな!

もう、道具の買い物はいいかな。

あとは自分で創れるからな!」

「じゃあ、お洋服見ましょう!!」

「服ならいつでも創るぞ?」

「わかってないなー、ご主人様は!」

「??」

「お洋服は選ぶのが楽しいのよ。

ご主人様が創ったら確かにすぐに素敵なお洋服が出来るけど、選ぶ楽しみはないでしょう?」

「まあ、そうだな。」

てゆーか、選ぶ楽しみとか何故知ってる!?

お前らずっと森にいたよな?

「森ではどの葉っぱがいいか選ぶの楽しかったんだよ!」

「葉っぱ!?」

「ええ。

私達は大木の葉っぱを洋服に変えることができたの。

いい葉っぱからは上質な服が出来るのよ!」

なんだそれ!?

「じゃあ、そこらへんの葉っぱでもできるんじゃないのか?」

「それはもう出来ないよ!」

「え?」

「私達はご主人と契約した時点でその能力は失われたわ。

第一、洋服にできるのは大木の葉っぱだけだし、大木を守る精霊のみの特権よ。」

「そうなんだ・・・。

良く出来た大木だな・・・。」

「創造神様のサービスだよ!

守る代わりにそういう能力をくれたの!」

「へぇ・・・。」

精霊達はそれで満足してたんだな・・・。

「まさか本物の服を選べる日が来るなんて!」

「楽しみだわぁ♡」

いそいそと洋服屋に向かう二人。

「わあ!洋服いっぱい!!」

「これが服屋なのね!!」

そして、服を選び始める二人。

俺とハティは興味がないので外で待つことにした。


2時間経過・・・


「まだ終わらないのか!あの精霊達は!!」

店を覗くと未だに悩んでる二人。

「なあ、まだか?

ハティが腹減ってるぞ?」

「もう少しだから!!」

「いやーん、いっぱいあって悩んじゃう♡」

「早くしてくれよ!」

『は~い♡』


そして1時間・・・

まだ終わらない!!

ハティのお腹も限界だ。

可愛そうだから底らへんの屋台で肉串を50本買った。

喜んで食べるハティ。

あ、俺のぶん残せよ!

え、もう全部食べたのか!?

俺も食べたかったのに!!

更に50本買ったが、俺が2本食べる間に全て食べられてしまう・・・。

この食いしん坊め!!

『おまたせ〜♡』

「待たせすぎだ!!」

「さあ、ご主人様!

お会計!」

「全部で100万ライトです。」

「どんだけ服買ったんだ!?!?」

「2人で100くらい?」

「そんなに着ないだろ!!」

「着るもん!!」

「服だけじゃなくて下着も買ったのよ?

とっ〜てもセクシーなやつ♡」

「全部ください。」

『わあい♡』

これで二人の笑顔が見れるなら安いもんだ。

決してセクシーな下着に釣られたんじゃないからな!

俺に限ってそんなのありえん!!


やっと服選びも終わり、肉屋に戻る。

肉屋の肉を全てアイテムボックスに入れる。

ハティの涎が凄かったな。

さっきあんなに食べたのに。


「さあ、次はどこに行こうか?」

「裏通りとかは何かないかしら?」

「裏通りか・・・。

ちょっと行ってみるか!」


そして、俺達は裏通りに向かった・・・。



こんにちわ!

本日もお読み頂いてありがとうございます!

これからも応援宜しくお願いします!

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[一言] アダルトシーンに言及しているので、R-18小説サイトにもこの作品をアップロードしてください。
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