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中二病に与えてはいけないスキル~中二病を拗らせた俺がもらったスキルは最強だった~  作者: 桜瑞歌
第11章 繋げ!人間界と獣人界の絆〈前編〉
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第116の宴 二人の愛の巣

人間界と獣人界を繋ぐ線路を創るため、人間界との距離が1番少ない海に来ている俺達。

「ここからでも人間界が見えるな。

ここにしよう。」

「ねえ、タナくん★

どうせなら飛んであっちまで行かない?」

「飛んで?

空をか?」

「うん☆

ルーシーちゃんのスキルで皆を飛ばして上げるよ★」

「にゃにゃ!?

それはいいにゃん!

あたしも飛びたいにゃん!」

「私も飛びたいわ!

タナトス!いいでしょ!?」

「まあ、確かに興味はあるな。」

「私達は妖精モードになるわよ!

どうせなら飛んで行きましょうよ!」

「レナちゃんたちもどうせならその姿で飛びましょ★

妖精になったらルーシーちゃん見えないし☆」

そう言ってルーシーはレナに触る。

するとレナが宙に浮かびだす!

「ちょっ、ちょっと!

いきなりやらないでよ!!」

「わあ!ホントにお姉ちゃんが空飛んだぁ!!」

「ミーナも飛びたいですぅ!!」

「あたしにもやってにゃん!!」

「私も飛びたいわ!!」

「ガウガウ!」「キャン!」

「はいはい★

皆触るよー☆」

ルーシーは全員に触り、全員宙に浮く!

「わあい!

羽も無いのに飛んでる!!」

「羽がないのに飛ぶなんて不思議な感じですぅ!」

「初めて空飛んだにゃん!

すごいにゃん!!」

「頭の中で考えた通りに飛べるよ☆」

「ホントだわ!!

楽しいわ!!」

くるくる回るソフィーナ。

〈ガウガウ♪〉〈キャンキャン♪〉

フェンリル達もスイスイ犬かきをするように飛び回る。

なんか可愛いな。

「地面に足がついたらもう飛べなくなるよ☆

あと、効果は1時間★

それを超えちゃうといきなり落ちるから気をつけてね☆」

一時間か・・・

まあ、充分だ。

早速、線路を創ろう。

《クリエイトアイテム!!》

最初の線路が現れる!

そして、そのままハルトは人間界に向かって飛び続ける!

次々と線路は繋がっていき、制限時間内に人間界までつなげることが出来た。

「よし、繋げることができたぞ。

後は駅と電車を創ろう。」

《クリエイトアイテム!!》

先ずは駅がでで~んと現れる!

海の上に線路を創った為、獣人界と同様に高さをつけている。

その為、駅も二階建てだ!

後は電車だな。

獣人界のものよりスピードは早めでいいな。

線路は真っ直ぐしかないからカーブの心配もない。

止まるときだけ気をつければ大丈夫であろう。

《クリエイトアイテム!!》

まるで新幹線のような電車が目の前に現れる!

「わあ、なんか獣人界の電車と違うね!」

「なんか芋虫みたいな感じねぇ・・・?」

「顔があるみたいですぅ!」

新幹線なんてそんなもんだ。気にするな。(←ハルトの偏見)

この電車は獣人界のものよりスピードが出る。

その為、プレーキも強めに設定。

後は乗ってみて調節しよう。

もう片方側にも駅を創り、これで完成。


そして、俺達は王城に戻る。

「人間界と獣人界を繋ぐ電車は完成した。

あとは各領主の街に施設を創る。」

「ご主人様、先ずは何処から創るのかしら?」

「流石に一つ一つ創っていては時間がかかるからな。

分身することにする。」

「成程!

それなら時間も節約できるね!」

「ミーナも分身して付いて来い。

行きは仕方ないから車で行くが、帰りは空間魔法で戻りたい。」

「了解ですぅ!」

(タナトス様を独り占めですぅ!

タナトス様をミーナにメロメロにするチャンスですぅ!)

そして、分身した俺とミーナはそれぞれ確率を領主の街に向かっていった。


「じゃあ、俺達は王都に戻ろう!

エリス、全ての街の施設が利用できるようになるまで多分一ヶ月程かかる。

それまでに各街までの移動手段や宿をどうするか等、しっかり決めておいてくれ。

わかったな?」

「わかりましたわ。

じゃあ、早速王都に・・・。」

なんか付いてくる気満々のエリス。

「は?何いってんだ?

お前は来なくていいぞ?」

「えぇぇぇぇぇぇぇ!

酷いですわ!!

せっかく会えたのにもうお別れなんて!!」

「お前にはやることがいっぱいあるだろうが!!」

「今日一日くらいいいじゃないですか!!

明日から頑張りますわ!!」

「いや、今日から頑張れよ。」

「嫌ですわ!!

絶対に付いていきますわ!!」

面倒くせぇぇぇぇぇ!!

「あのなぁ・・・別に王都に遊びに行くわけじゃないぞ?

王都で一仕事終えた後、行くところがあるんだ。

だから、お前は付いてこなくていい!」

「酷いですわ!!

こんなに愛しているのに!!」

くっ!こうなったら・・・

《クリエイトアイテム!》

沢山のギャル系ファッションの洋服が現れる!

「わぁぁぁぁぁい!!

お洋服いっぱいですわァァ!!」

「今だ、ミーナ!」

「はいですぅ!」

ミーナは空間魔法を展開する!

「今のうちに逃げるぞ!」

俺達は素早く空間の中に入り、逃げることに成功した!

「どれ着ようか迷っちゃうわぁ♡」

それから一時間以上逃げられたことに気づかないエリスだった・・・。


王都の外に空間移動してきた俺達。

「ふう・・・なんとか逃げれたな。」

「エリスったら付いてこようとするなんて図々しいわ!」

「ちょっと可愛そうだけどね。」

「あいつが居たらこの後どこもいけないだろ?」

「このあと何処かに行くにゃんか?」

「人間界が発展するまで一ヶ月程かかるからな。

違う大陸に行こうと思う。」

「いいね★

ルーシーちゃん、行ったことない場所に行ってみたいな☆」

「到頭行くのね!楽しみだわ!」

「俺もだ。

だから、さっさとここに新しい店と工房を創って次に進むぞ。」

『了解!!』

「では早速・・・」

《クリエイトアイテム!!》

王都の入口より少し離れた場所に大きな建物が現れる!!

洋服屋2件分に大きな工房。

2階は作業所。

今までの3倍の大きさ。

そして、3階は温泉にシルビアとボルトンの家。

なんとエレベーターつきだ!

エレベーターは風の魔石によりボタンを押すと上下に行けるようにしてある。

「ロリータの店とギャルファッションで店を分けてみた。

ボルトンの工房も今よりかなり使いやすくなったはずだし、二階の作業所は今の3倍の広さだ。

ミシンも増やしたし、これなら文句無いだろ。」

「正にいたれりつくせりね!」

「早速運ばなきゃだね!」

「そうだな。

引っ越しが済んだら、買い出しだな。

旅の支度を整えよう。」

『了解!』

〈ガウガウ!〉

「肉を沢山買ってくれ!って言ってるよ!」

「そうだな!

金もあるし、滅茶苦茶買ってやる!」

〈ガウ♪〉


そして、俺達は引っ越しの手伝いをする。

荷物はアイテムボックスに入れれば手ぶらで引っ越しが出来る。

なんて便利なんだ!

シルビアの所とボルトンのとこの荷物をアイテムボックスに入れ、皆で空間移動。


「すっごーい!!

これが新しいお店なのね!!

タナトスやるじゃない!!」

レジーナが新しい店を見て叫ぶ!

「タナトスさん・・・!

こんな凄いお店を頂いてよろしいのですか・・・!?」

「別に無料だしな。気にするな。

まあ、中も見てみろよ。

ロリータとギャルで分けてある。

そのほうが客も分かりやすいと思ってな。」 

作業員、販売員が中に入る。

『わぁぁぁぁぁぁ♡♡♡』

「前の店よりかなり広いわ!」

「内装もカワイイ!!」

「タナトスさん!

最高です!!

ロリータとギャルファッションで店の雰囲気が全然違いますね!」

新しい店に満足そうなシルビア。

そして工房へ。

「ウオオオオオオオオオオオ!!

これじゃ!これじゃよ!!

流石はタナトスじゃ!!

これならよりスムーズに仕事がこなせるわい!!」

「ボルトンもこっちで弟子を雇ったらどうだ?

この広さなら二、三人増えても問題ないだろ?」

「確かにそうした方がいいかもしれんのう。

早速雇ってみることにするわい!」

獣人界で弟子を雇って楽しかったのか、素直に話を聞いたな。

そして、2階へ。

「わぁぁぁぁぁぁ!

タナトスさま!!

凄い広いですよ!!

ミシンも増台してあるのでさらに効率も上がりますね!!」

「この職場なら問題ないわね!!」

「流石・・・私の・・・旦那様・・・♡」

コリンがいつものようにくっついてきて腕を胸に挟む。

コリンのこういうところがとても好きだな。

もっとおっぱいをくっつけていいんだぞ?

「荷物を出すぞ。

皆で整理しよう。」

『はーい!!』

ハルトは引っ越しの荷物を作業所、店内、工房にそれぞれ出す。

「あと、シルビアとボルトンの家は3階にある。

温泉も3階だ。」

「つ、遂にシルビアたんもの愛の巣が・・・!」

「遂に同棲スタート・・・!

ボルトンさん・・・これから宜しくお願いします・・・♡」

「お、おう!

毎日仲良くくらすぞい!!」

「はい♡」

二人共お幸せに・・・。


皆が店の引っ越しをしている間に俺達は買い出しへ。

いつもの肉屋で店買いしたり、野菜も大量に購入。

道具屋で薬等も買い漁る。


「よし、準備は整ったな!

じゃあ行くか!」

「へ?皆に挨拶しなくていいの?」

「したらまた面倒くさいことになるぞ?」

「まあ、永遠の別れじゃないもの。

あの四人に泣かれるよりいいでしょ!」


そして俺達は海に向かった・・・。









本日もお読み頂きありがとう御座います!


人間界と獣人界の交友は一先ず置いといて、新たなる旅に入ります!


これからもどうぞ宜しくお願いします!

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