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第1の宴 召喚されし、異世界の異端児

初めまして。

頑張って毎日更新していきます。

どうぞ、宜しくお願いします!!

俺の名前は九条 遥斗。

またの名を暗黒の使者 タナトスだ。

高校3年生。

俺は高校生を装った暗黒の使者。

日々、この地球を守る為、この世に蔓延る悪と戦っている。


という設定だ。

実際は俺が中二病だと気づかれぬよう、必死に隠し、家に帰ると中二病全開で暗黒の使者タナトスとして空想世界を楽しんでいる。


あーあ、俺も魔法が使えたらなぁ・・・。

今流行りの異世界転生とかさせてくれないかなあ・・・。


「異世界を創りし、創造神よ!

我を異世界に召喚せよ!!」


・・・なんてな!


その時だった・・・!

突如、遥斗の体が光に包まれる!!

「え、なに!?

何が起きた!?」

そして遥斗はその場から姿を消した・・・。


遥斗が次に見た景色は真っ白な世界。

何も無い白の空間。

「え、ええ!?

何ここ!?何も無い!!

え?夢!?」

「夢ではありませんよ・・・。」

「だ、誰だ!?」

「初めまして。私は創造神・・・。

貴方の願い通り、貴方を召喚しました。」

「・・・え?」

「あら?確かに言いましたよね?

異世界を創りし、創造神よ!我を異世界に召喚せよ!!

って、凄いキメ顔で。」

「え!確かに言ったけど・・・!」

「だから召喚しました。

あの言葉は異世界に行く為の合言葉です。

誰も使わなそうな言葉を合言葉にしたのですが、まさか一語一句間違わずに言うなんて・・・。

しかも凄いキメ顔で・・・」

「ヤメて!!キメ顔でって何回も言わないで!!」

「今から貴方を私の創った異世界に転移させます。」

「え?転移!?」

「はい。貴方、確か望んでましたよね?」

「そうだけど・・・。」

「なら良かった。

私の創った異世界は地球と違い、剣や魔法、モンスターといった地球で言うところのファンタジーな世界になります。」

「魔法・・・!モンスター・・・!!ファンタジー!!!

ホントですか!?」

「本当です。貴方の憧れの世界ですね。

これといった目標は有りませんが、貴方にはその異世界で悪と戦って頂きたいんです。」

「悪と!?魔王とかいるんですか!?」

「魔王はいませんが、どんな所にも善人もいれば、悪人もいるものです。

貴方は悪人や悪いモンスターを退治する正義の味方になって欲しいんです。」

「正義の味方・・・!」

「私がやれば良いことなのかもしれませんが、神が直接手を加えてしまうと世界の波長が狂い、天変地異など様々な災害が起きて、世界が滅亡します。」

「滅亡!?やばいじゃん!!」

「なので、丁度凄いキメ顔で合言葉を言った貴方を召喚しました。

貴方ならば波長が狂うことなく、世界に手を加えることが出来ます。

やって頂けませんか?」

「また、キメ顔って・・・

俺にそんな大層なことできますかね・・・?」

「貴方ならば出来ますよ。

暗黒の使者、タナトスさん!・・・ププッ!」

「何故その名を!?てゆーか、笑いましたね?」

「・・・笑ってません。

もしお受け頂けるなら貴方にはスキルをプレゼントしましょう。」

「スキル!?スキルってあの魔法とか使えるやつですよね!?」

「ええ。そのスキルです。

貴方は私の使者として異世界に転移しますので、私と同じ《創造》のスキルを与えます。」

「《創造》!?」

「ええ。《創造》とは無から何かを生み出す力。

貴方に与えるのは《創造》の力の一つ、《スキル創造》です。

貴方の望むスキルを自由に創ることが出来ます。」

「スキルを自由に!?すげぇ!!作り放題じゃん!!

チートじゃん!!ヒャッホイ!!」

「あ、創り放題ではありませんよ?」

「え?違うんですか?」

「流石に貴方は人間なので、神と同じ力は使えません。貴方がこのスキルを使うにはスキルポイントを集めなくてはいけません。」

「スキルポイント!?」

「モンスターを退治したり、悪人を捕まえることでスキルポイントは溜まります。

スキルポイントが100貯まる度に1回、《スキル創造》が使用可能です。」

「えぇぇぇぇぇ!100ポイントも!?」

「それだけ強力な力ですので。しかし、いきなり異世界に送っても今の貴方では即死しますので、特別に500ポイントをプレゼントします。

考えて使ってください。

あ、因みに《創造》の力でポイントが倍増したり、無限にすることは出来ませんでご注意を。」

「ちっ!やはり駄目か!!」

「ズルはいけません。

では、世界を任せましたよ。暗黒の使者・・・いえ、神の使者タナトスさん!・・・ププッ」

「やっぱり笑ったな!!」 

「・・・えい!」

創造神の掛け声とともに俺の意識は少しづつ遠退く。

創造神め!笑ったのを誤魔化しやがったな!!

聞きたい事はまだあったのに・・・!!



俺が意識を戻すとそこは森の中だった。

大きな木の下で座っていた。

そうか・・・ホントに移転したんだな・・・。


ふふふ・・・ははははははははは!!

「我は神の使者、タナトス!

我は今、異世界に降臨した!!

異世界に蔓延る悪共よ!

我の力にひれ伏すがいい!!」


キマった・・・!!

遂に俺が悪の組織を壊滅させる時が来た・・・!

創造神よ!我を異世界に召喚したことを感謝するぞ!!


じゃあ、俺のかっこいいセリフもキマったことだし早速スキルでも創ろうかな。

・・・ってどうやって創るの?

何の説明も受けてないんですけどォォォォォォ!

どうしよう!!

こういうとき、ステータスとかあるよね?

確か・・・

「ステータスオープン!!」

すると遥斗の前にステータス画面が表示される!!

出たァァァァ!!

良かった!!あってる!!

どれどれ


クジョウ ハルト(タナトス(笑))(18)

種族:人間

称号:創造神の使者

状態:中二病症候群(不治)

lv1

HP:120

MP:90

力:55

体力:50

魔力:45

速:50

運:45

スキル:共通言語 無限アイテムボックス(サービス)

ユニークスキル:スキル創造 500/100

その他:創造神の加護


レベル1かあ・・・。

そうだよね。そうなるよね。

てゆーか、タナトス(笑)ってなんだ!!

俺が一生懸命考えた名前だぞ!!

笑うな!!

ステータスは高いのか低いのかわからん!!

あ、共通言語ってことは言葉は大丈夫そう!

しかも無限アイテムボックス!!

あ、サービスって書いてある!!

なかなか粋なことをするな!

いいぞ!!

創造神の加護?何だそれ?

詳細出ないのかな?

俺は何気なく画面を押して見る。


<創造神の加護>

創造神から与えられた力。

状態異常にならない。レベルアップの時にステータスの上昇が少しアップする。


なるほど・・・。

つまり、休まず働けってことね。

まあ、病気とかにならないのは嬉しいな。

あとはスキルの使い方かあ・・・。

押せば詳細でるかな?

俺は画面を押して見る。


<スキル創造>

スキル創造と唱え、欲しいスキルとその詳細を言えばそのスキルを創ることが出来る。

但し、神の力を超えるスキルは創造出来ない。


良かった!詳しく書いてあった!

これでスキルが創れるな!

どんなスキルがいいかな?

やはり魔法は必須だろう。

折角異世界に来たんだからな。

俺に必要なものか・・・。

・・・先ずは武器や防具かな?

かっこいいのが欲しいな!魔剣とか!!

あとはなんだ?

生活に必要なものかな?

水のまないとやばいし、火とかないと食べ物を生で食べなくてはいけなしな。

よし、決めた!

先ずは・・・

「スキル創造!!

スキル名、クリエイトアイテム!

効果、武器や防具など想像したものを自由に創れるスキル!!」

すると目の前に画面が現れる。

〈スキル創造成功〉

〈クリエイトアイテム:想像した物を自由に創り出すスキル

但し、生命が宿るものは創り出せない〉

「出来た!!すげぇ!!

ホントにスキル創れたよ!!」

あと、もう一つ・・・

「スキル創造!

スキル名、生活魔法!!

効果、生活に必要な魔法が使えるスキル!!!」

〈スキル創造成功〉

〈生活魔法:生きるのに必要な初歩魔法が使えるスキル

攻撃には役立たない。〉

よし!

これで大丈夫だな!!

あと3つ・・・

これは真剣に考えないとな。

魔法・・・か。

火の魔法かな・・・?

それとも水・・・?

雷も捨てがたい・・・。

 

・・・違うな。

俺は神の使者、タナトス。

俺には今まで考え抜いた魔法がある・・・。

悪を恐怖のどん底に落とす最強の魔法達が・・・!!

今こそ、俺の右手に封印された力を開放する時!! 

「スキル創造!

スキル名、クリエイトマジック!!

効果、俺の考え抜いた魔法を創り出すスキル!!!」

〈・・・・〉

何!?成功と出ない!?

駄目なのか!?


しかし、少し経って・・・


〈創造成功〉

〈クリエイトマジック:自分の想像した魔法を創り出すスキル

但し、実在する魔法や世界を破壊するような魔法は創りだせない。〉

出来たァァァァ!!

なんか時間かかったな?

凄いスキルは時間がかかるのかな?

だが、これで俺が作り出した魔法を現実に扱える筈だ!

楽しくなってきたァァァァ!!

残るポイントは200。

さて、あとは何を創ろう・・・。

タナトスの設定を忠実に再現したほうがいいな・・・!

確かタナトスは・・・魔眼だ!

魔眼・・・なんていい響きだ・・・!

じゃあ早速、俺の封印されし魔眼の開放を・・・クククッ。

おっと・・・その前に効果だな。

見たものを指定の状態異常にするのもいいな。

あと、この世界で生きるために鑑定は必須だな。

よし、これでいこう。

「スキル創造!

スキル名、死神の魔眼!!

効果、見たものを鑑定したり、見た相手を俺が指定する状態異常にするスキル!!!」

〈・・・・〉

来い!

出来てくれ!!

〈スキル創造成功〉

〈死神の魔眼:見た物の鑑定、また見た相手を指定する状態異常を付与するスキル

但し、即死、呪いは不可。〉

キタキタキタキタァァァァ!!!!

出来たぞ!!

憧れの魔眼!!

ふふっ今宵も俺の魔眼が疼くぜ・・・!

・・・まだ朝だけど。


さて、あとは100ポイント・・・。

どうするべきか・・・。

・・・思いつかない。

取り敢えず、取っておこう。


その後、俺はクリエイトマジックで魔法を創り出す。

気づけば夜。


俺は異世界に来て初めての夜を迎える・・・。


記念すべき、第1話目です!

お読み頂いてありがとうございます!

どうぞ、これからも宜しくお願いします!


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― 新着の感想 ―
[気になる点] いや、この時点では100ポイントが多いか少ないか分からんでしょう。その辺のモンスター倒したら数十ポイントもらえるかもしれないし。
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