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同一犯?

マフィアのアジトが潰されてから2日が経過していた。第一国軍憲兵団基地での話題はその事でもちきりであり最近起こっているマフィアのアジトへの襲撃事件との関係を何人かが疑い始めたころ基地にやって来た男は?

~明朝5時半~

アフガニスタン第一国軍憲兵団基地ではある話題でもちきりであった。

「聞いたか?また一つマフィアのアジトが潰されたそうだな」

「おう聞いたぜ何でも今回は酷いらしいじゃねぇかよ」

今朝の新聞にはマフィアのアジトが構成員のほとんどが潰された状態で発見された凄惨な事件が表紙に載せられていた。最近この近辺では幾つかのアジトが潰されていて大体手口が似ていることから同一犯の可能性が高いと噂されていた。

手口はまず凶器には拳銃と大きな刃物が使われており遺体は片手が無かったり首が飛ばされていたりと残忍なものであった、また中には女性の遺体も発見されていたが女性だけは奇妙にも酷く苦しんで死亡したと見られた。そう、犯人は女性だけは丁重にいたぶり拷問して殺害していたのだ。そして現場には必ず英語で(exciting)と血文字が残されている。そんな奇妙で奇怪な事件ではあるが一番の疑問はそれがたった一人の手で行われていることである。武器もあり相当な人数のいるマフィアのアジトに単身乗り込み全ての人間をそこまで凄惨な状態にするなど人にできる所業ではない。

「しかし今回は手口が違うぞ?もしかしたら今回ばかりは同一犯ではないかもしれん」

「でも今回も凄いな、遺体は頭や手足がめちゃくちゃに潰されていたんだろ?」

「もしかしたら殺した後に潰したのかも...」

「でもそれになんの意味が?」

「今回の事件では生存者もいるそうだ色々話を聞けばわかるさ」

そんな話を朝食を食べながら聞いているのは偶然そこに居合わせたフリーライターの男女(井崎 伸介)と(中宮 志真子)であった。

「何だか事件の香りがするな...」

「井崎さんもう事件起こってますから!」

二人は戦場カメラマンや風景写真などフリーでいろいろな所に取材にいくフリーライターで今回はこの治安の悪い地域でなにかスクープがあるやも知れないと日本からはるばるやって来たのだった。

「中宮くん君は今回の事件が同一犯だと思うかい?」

「さぁ、マフィアを狙った犯行だからそうじゃないんですか?」

「甘いな中宮くん!」

いきなり井崎が人差し指でこちらを指差して言った

「今回は手口が違いすぎる!まず犯人は銃と大型の刃物をもった危険人物であるが今回は頭や手足が潰されている、ということはつまり凶器はきっとトンカチなどの鈍器ということがわかる!」

「まあそうでしょうね...」

「しかもあんなに頑なに女性を拷問したりして殺害していた犯人は何故か今回女性を全員見逃している!」

「何となく気分が乗らなかったとか?」

「君はそれでもジャーナリストか?もっとこう...大きな陰謀とかを感じないのかね?」

「いえ、まあでも確かに同一犯ではないかもしれませんね」

こんなことを話ながら井崎と中宮は朝食を終え自分たちの部屋に帰っていった。

ちょうどその頃であった、先日の事件の「真犯人」が第一国軍憲兵団基地にやって来たのは....。

「ここか第一基地ってのは、試験はクリアでいいはずだよな?」

「ああ、その通りおめでとう山岸くんこれで君もテロリストから立派な国軍憲兵だ」

「勘違いすんなよ、俺は情報と金が必要なだけさ」

「まあとにかく正門をくぐってまっすぐの棟の最上階にきてくれたまえ」

「へいへいっ!解ったよ"国のお偉いさん"」

男はまた先日ようにニヤリとしながらまっすぐと目の前にそびえる大きな建物に、入っていった。

読んで貰えたら嬉しい限りであります

次も宜しくお願いいたします!

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