プロローグ
閲覧して頂いたお方、少しでも目を通して頂いた方々にお礼を申し上げます。「誰にも愛されない男の戦いの物語」です。
多くの人に閲覧して頂けることを願っています!
初投稿なので至らなかったりする面も多々ありますが宜しくお願いいたします
~11:40 アフガニスタン某所にて~
「オイッ!」
誰かに呼び止められた気がしたが無視だ、俺ではないだろう。
「オイッ!お前だよジャパニーズ!」
やっぱり俺か?何だこんな夜中に誰だよ...
「何だよ、俺に何か?」
「金を出せ!!」
ハア?何をいってるんだこいつはいきなり...
「金を出せと言ってるんだよコラァ、ここが俺たち(ビクトワファミリー)シマだと知らずに来たんだろうから金さえだしゃあ殺しはしねぇよ!」
ああ、成る程追い剥ぎってやつだな。
「すまんな見ず知らずの奴にやるほど金持ちでもねぇんだよ」
「そんなこと言ってるんじゃねえよ、命が惜しければ金を出せつってんだよ!!」
必死だなぁおい、何だか可哀想になってきちまうなぁ。
「あんた、そんなに金に困ってるのか?」
「アァン!何をいってるんだよこの野郎ブッ殺すぞ!!」
「金に困ってるからするもんじゃないのか?追い剥ぎってさ」
「ここは人通りが少ないからいいカモが来てくれるんだよ!別に金が無いなんてどうでもいいだろが!テメェから奪っちまえばいいっ!簡単な話なんだよ!!」
「だからさぁ、金がなくて困ってるのかって聞いてんだよ、そこまで困ってるなら1000アフガニくらい貸してやるぞ?」
「テメェ...俺を舐めてんじゃねぇっ!」
男がいきなり懐からナイフを取りだし振り回した
「あ~あ、やっちゃたなお前さん」
若い男はニヤリと笑むと静かにその男の攻撃サッと避けると耳元で呟いた
「サヨウナラ....愚か者が」
男がナイフを持っている方の二の腕をスッと掴むとグッと力を入れた
「ぐっ、ギイヤァァァァァァァ!!何だこりぁぁぁぁぁ!止めろっオイッ!はなせぇぇぇぇギヤァァァァァァァ!!!!」
「アッハハハハッ!お前がいけないんだぞぉ、この阿呆がぁ!アッハハハ!!」
どんどんと力を入れていく、そして......
『ボキィ!』
「ギヤァァァァァァァァァァァァァ、オイッ!止めろこら!頼むっ、もう 折れて ギャッ!」
男はさらに男の顔を握りしめ始めた
「待て...待てよぉ、待ってくれよオイッ、ちょっと待っ」
若い男は一気に力を込めた...
「ギイィィヤァァァァァァァ!?待てっ、まてまてまてまてまて!!」
メキメキと音をたてて軋む男の顔面...そして男が白目をむき失神したことを確認すると手を離しドサリと男を下ろした
「さてと行きますかね、へへッ!」
男はニヤニヤとしながら夜の道に消えていった......
その夜マフィア(ビクトワファミリー)はアジトに居なかった数人と5人の少女たちを除き全ての構成員が殺害されていた、現場には首や手がグニャリと曲がった状態や顔がめちゃくちゃに潰されて絶命したマフィア30人の遺体が発見されたそうだ。