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ボーナス屋、勇者になる  作者: 爪牙
戦争編Ⅲ-ファル村大決戦の章-
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第69話 ボーナス屋、カレーを食べる

 感想でも話題になった“あの缶詰”が爆発する回です。

――ファル村郊外 野営予定地――


 今回の戦闘が始まる前に予め決めておいた野営予定地、戦闘で勝利した後に敵兵、つまり帝国や王国、公国の騎士や兵達を休息させるために用意した場所に俺達は向かった。


 そこには戦闘の末に肉体的にも精神的にもダメージを負った数千人の人で溢れ返り、問題の騒動はその一角で起きていた。



「無礼だぞ!僕を誰だと思っているんだ!?」


「黙れ!お前達の起こした戦争のせいで我らまで酷い目にあったのだ!その身をもって我らに償うのは当然のことだ!」


「そうだ、我らは悪くない!」



 人混みを越えて現場に到着すると、そこには数人のムリアスの騎士達が王国の第二王子を地面に押し付け、首に剣を向けて何かを怒鳴っていた。


 大体予想はしていたけど、人質になっていたのはやっぱり第二王子だったか。


 第二王子は手当は受けているとはいえ手負いの身、満足に動けない所を襲われてみたいだな。


 別の場所ではヴァール騎士団のドリルが武器を振り回す王国兵と対峙しているのが見える。



「大人しく武器を捨てなさい!」


「黙れ!誰が帝国人に屈するか!」


「馬と食糧と金を出せ!さもないとここにいる誰かを斬るぞ!」


「そうだ!大人しくするのはお前達だ!!」



 言っている事が盗賊みたいだな。


 他にも何人か反抗している兵とかがいたが、そっちはチームステラちゃんやチームバカ皇子が順調に収集しているみたいだ。


 しかし、こうも早く新たな問題が起きるとは・・・やっぱ、数千人の人間を短時間で全員説得するのは無理だったってことかな。


 説得したところですぐに理解される内容ばかりじゃないしな。



「・・・どうやら現実逃避している人がほとんどみたいですね。無理もありません。自国の正義や誇りに身を捧げて来た人達にとって、あの現実はかなり残酷でしたから・・・。」



 ロビンくんは反抗している人達を少し憐れむような目で見ていた。


 そうか、ロビンくん達もダニールに嵌められて捨駒にされたからあいつらの気持ちが分かるんだろうな。


 自分が正義だと蹂躙してきた捨駒勇者達とは違い、ムリアスの騎士達には純粋に正義や使命に燃えてここまで来た人もいたんだろう。


 だけど、それがアイアスが仕組んだ陰謀の手伝いでしかないと知って価値観や理性とかが滅茶苦茶になってしまったのかもしれない。安易に捨駒勇者達と一括りにはしない方がいいだろうな。


 そしてそれは帝国や王国の人達にも言えることだな。向こうも味方だったはずの騎士団長や将軍に嵌められたと知って俺の想像以上に精神がまいっているんだろう。


 俺も考えがまだまだ足りなかったな。



「やめろって!そんな事をしても意味がないだろ!?」


「黙れ!ぜ、全部こいつらが・・・!!」



 第二王子を人質にしている騎士を他のムリアスの騎士が説得しようとしている。


 けど、半分以上自棄になっているのかあの騎士は仲間の説得に耳を貸そうとはしない。



「ど、どうしましょう・・・?」


「う~ん、こっちの説得を聞かせるにしても頭を冷やさせないと無理そうだよな。」


「ここは私に任せてください。良い手があります。」


「ロビンくん?」


「戦場では相手が常に動いていたり特殊な檻や魔法のせいで使えませんでしたが、今なら大丈夫そうです。」



 そう言うと、ロビンくんは俺の前に出て右手を騎士の方に向けた。



「《物体転送(アポーツ)》!」


「「なっ――――――――!?」」



 ロビンくんが魔法を唱えた直後、反抗していた騎士や兵達の所持していた武器が一瞬で消えて全部ロビンくんの足元に移動していた。


 あれって空属性の魔法なのか?



「何だ!?武器が消えた・・・・!?」


「今だ!!」


「「「おおおおおおおおおおお!!」」」


「今よ、取り押さえなさい!!」


「「おおおおおおおおお!!!」」



 騎士や兵達は突然の出来事に動揺して隙だらけになり、その隙を突いて味方のみんなが一斉に反抗していた者達を取り押さえに入った。


 人質になっていた第二王子も無事に保護され、即席の簡易担架で運ばれていった。



「ロビンくん、今の魔法って!」


「自分以外の対象物を自分の下へ瞬間移動させる魔法です。ただ、対象物の正確な位置を認識しないと成功しないので動いている物にはまだ使えません。それと簡単に魔法等で妨害できるので、ダニール達には使えませんでした。多分、装備品全てに転移系の魔法への対策が打ってあったんだと思います。」


「そうだったんだ。」



 ちなみに、最近俺も使う様になった《空間転移(ワープ)》は自分を含めた対象物を同時に瞬間移動させる魔法だ。



「で、この後はどうするんだ?2度目がない様に全員の武器を没収しておくか?」


「そ、それはまだ早いと思います!無理矢理取り上げたりしたら、余計な反感を買ってしまうと思います!」


「そうですね。今は全員の頭を落ち着かせるのが先でしょう。もうすぐ全員分の食事が完成しますし、お腹が膨れれば少しは落ち着くと思います。」


「そうだな、それじゃあ炊き出し場の方に戻るか!」



 後のことはダニーくんに任せ、俺とロビンくんは炊き出し場の方へと戻ろうとした。


 すると、村の方から銀洸が両手で何かを持ってやってきた。



「あれ~?もしかして、人質事件もう終わったの~?」


「・・・・・・・。」



 さっきまでの騒動を見に来たらしい銀洸はガッカリした表情で俺に話しかけてきたが、俺は銀洸の両手の上に乗っている物体に目を丸くした。


 それは一言で言うなら缶詰だった。


 ただし、普通の円柱状の缶詰と違って蓋がふっくらと(・・・・・)膨らんでいた(・・・・・・)が。


 こ、これはまさか・・・・・・!!??



「ぎ、ぎぎ銀洸・・・!!お前が持っているそれは何だ!?」



 俺は恐る恐る訊いてみる。


 さっきのくさやの件といい、まさかとは思うが・・・・!



「・・・・・・(ニシン)の差し入れ?」


「持って帰れ!!」



 魚のルビが“ニシン”だった!というか、何で疑問形なんだ!?


 間違いない!パラエティ番組の罰ゲームでよく使われているのを見たことがある!


 あれは、あれは・・・・・・!!



「シロウ殿、どうしたんです?」


「ロ、ロビンくん、すぐにそこから離れるんだ!!」


「は?」


「そうだ、あっちの人達に試食してもらおう~っと!」


「行くな!!大災害になるぞ!!」


「行ってくるね~♪」


「お前、絶対確信犯だろ!!」



 俺の叫びが聞こえているのかいないのか、少年姿の龍王は異世界(地球)の超危険物を持って疲れ気味の人達や事後処理をしているダニーくん達の所へと向かった。


 まずい!早く避難しないと!!



「ロビンくん、俺達だけでも村に逃げるんだ!!」


「どうしたんですか、シロウ殿!?」


「いいから早く!」



 俺はロビンくんの腕を引っ張って村の中へと逃走した。


 見方によっては非情な決断かも知れないが、俺は“あれ”の威力に耐えられる自信は微塵もない。


 ダニーくん達、そしてその他のみんなゴメンなさい!



「差し入れで~~~す!!」



 後方からそんな声が聞こえてきたが、俺は振り返らずに避難した。


 その数秒後、ファル村郊外の一角でダーナ大陸史上前代未聞のバイオハザード(?)が発生し、発生から1分後には真っ青な死屍累々が数千人分地面に転がったのだった。



 ある者は嘔吐したまま地に伏した。


 ある者は前進の肌が真っ青になり、泡を吹いて気絶した。


 ある者は地面に何かを書いたまま力尽きていた。


 ある者は綺麗なお花畑で誰かに手招きされる幻覚を見た。



 その後、犠牲者達の脳髄に死後も残りそうな後遺症(トラウマ)が残ってしまったのは言うまでもなかった。





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 その晩、日が暮れ始める頃には野営地にはようやく落ち着いた兵達がテント張る光景が広がっていた。


 不思議な事に、あのバイオハザードを乗り越えた後の彼らからは互いの国に対する憎悪はほとんど消え失せ、互いに不幸な災害(・・・・・)を乗り越えられたことを喜び合っていた。



「―――――ああ、あれは生きているって素晴らしいな!」


「そうだな!積極的に戦争していた自分が恥ずかしくなるよな!」


「まずは今を生きよう!」



 缶詰爆弾(最終兵器)の効果凄いな!


 あっという間に3ヵ国の騎士や兵達が仲良くなっているよ!


 ちなみに、あの後銀洸の弁当をチェックしたら他にも危険物があったので厳重に処分させてもらった。(どれも同じ人(龍)が用意した弁当だった。)あれは絶対に愛妻弁当なんかじゃない!テロ弁当だ!


 余談だが、それ以外の弁当にはキャビアやアワビ、サーロインステーキなど、涎が零れる程の豪華な弁当ばかりだった。しかもラブレター付きだった。爆発しろ!





--------------------------

――ファル村 村長宅――


 俺が炊き出し場で夕食を作っていた頃、村長の家の客室ではステラちゃんがお兄さんと面会していた。



「そうか、そんな事があったのか。」


「ハイ、敵の言葉を信じるのも癪ですが、私の時と同じように王都の方には兄上達の偽の戦死報告が伝わっていると思います。おそらく、魔法か何かで作った偽の死体を用意した上で。」


「信じられない。私もお前の死体だという“それ”を見たが、どこからどう見てもお前だった。あれほど精巧な偽の死体を作る事が出来る技術など聞いた事がない。」


「おそらくは、この世界にはない異世界の技術を用いたのだと思います。」



 1時間位前に目を覚ましたステラちゃんの一番上のお兄さん、第一王子エドワードは妹から聞かされた事の顛末にショックを隠せないでいた。


 ステラちゃんもお兄さんの無事を喜びながらも、お兄さんまでもが自分と同じ目に遭ってしまった事に胸を痛めていた。



「・・・ジョージは知っていたのだろうな。そのブラスと言う男、私も父上やジョージと一緒にいる所を何度か目にしている。そしてヴィクトリアも・・・・・・。」


「ヴィクトリア姉様もジョージ兄上と同じようにブラスに利用されていたのでしょう。あの男の話を信じるなら奴らの目的は王国に伝わる伝説の『至宝』の1つ、今はシロウが持っている『魔剣クラウ・ソラス』のようですから。」


「私も薄れる意識の中見たが、凄い剣だったな。まさに伝説に違わないほどの力だった。小さい頃に乳母に読んでもらった絵本に登場する武器が実在するとは・・・世界は私が思っている以上に広いようだ。」


「ええ、私も驚きを隠せません。シロウの話だと、あれでもまだ不完全な状態だそうです。今後、今以上に強い力を発揮すると言ってました。」


「あれでか!?それは凄いな!」



 ステラちゃんの話を聞いていた第一王子は子供のように目を輝かせていた。


 その後、ステラちゃんは現時点で判明している『至宝』に関する情報を話し、封印を解くには特定条件を満たした王族(帝国の場合は皇族)の人間が必要であり、能力を覚醒させるのには王族(皇族)の人間の血が鍵の1つになることも話した。



「なるほど、お前の話を聞く限りでは王国の『至宝』はブラス達が王国に潜入する以前に封印を解かれ、何らかの理由で帝国の武器商人の手に渡ったという事になるな。」


「そこが疑問なんです。封印を解いたのは間違いなくフィンジアス王家に連なる者、その者が何故『至宝』を手放したかが分からないのです。そもそも、王家の誰が解いたのか・・・・・・。」


「・・・・・あくまで私の推測だが、封印を解いたのは御祖母様かもしれない。」


「御祖母様が!?」



 俺も後で知る事だけど、2人の言う「御祖母様」とはフィンジアス王国の先代国王(女王)のシャーロット=F=フィンジアスのことだ。


 ステラちゃんの曾祖父母、つまり先々代国王夫妻には男児がいなかったらしく、長女のシャーロットが王位を引き継いで大活躍していたらしい。



「お前も耳にした事があると思うが、御祖母様は若い頃は『冒険王女』と呼ばれていたんだ。今は隠居している御爺様の話によれば、今のステラよりも少し若い頃に城を飛び出して冒険者になり、城からの追手を振り切りながらダーナ大陸の各地を冒険していたそうだ。」


「・・・初耳です。」



 この時のステラちゃんは何年も前に退位して久しい御祖母さんに今まで以上の親近感を抱いたと思う。その理由はあえて言わないけど・・・。



「当時は凄い有名だったそうだぞ?どこかに弟子入りとかもして魔法や剣で上位の竜種も倒し、かの『大災厄』の際には、御祖父様や帝国の英雄である『群青の豪傑(・・・・・)』殿と一緒に世界を救ったそうだ。王位を継承した頃には冒険者の最高ランクである“SSS”にまで上り詰めていたそうだ。」


「そ、そうなんですか・・・・。」


「どうした、目が泳いでいるぞ?」


「いえ、何でもありません。」



 この時のステラちゃんをいろんな意味で驚いていたんだと思う。


 自分の御祖母さんが最強の冒険者だったこと、自分達が今いるの屋敷の家主(・・)が祖父母と交友があったということなどいろんなことにだ。


 そして同時に納得もした。


 何故、敵に嵌められたとはいえ敵国の王女である自分を村に迎え入れてくれたのか、その理由の一端が見えてきたからだ。



村長(ロン)殿は知っていたのだな。私が嘗ての仲間の血を引いている事を・・・・・。)


「話によれば、御祖母様は王国各地の遺跡の探索も積極的にやっていたそうだからその時に『至宝』を発見した可能性は十分に有り得る。御祖母様も王家の直系、『至宝』に対して適性があったとしてもおかしくはない。」


「・・・確かに。しかし、それだとますます手放した理由が分かりません。あの剣は王家だけでなく王国にとっても重要な物である事は御祖母様にも分かっていた筈です。それをみすみす武器屋に等・・・・・」


「それは御祖母様本人かその武器屋に尋ねるしかないだろうな。まあ、武器屋は兎も角、御祖母様に会う為には力を付けて王国に戻らなければいけないけどな。」



 第一王子は自分の体を見ていた。


 目に見える傷などは回復魔法で完治しているが、失った血や体力までは戻らない。第一王子が完全復活するにはまだ何日も休養を取らなければならなかった。



「・・・兄上、そろそろ夕食が用意できる頃なので頼んできますので、それまで少し寝ていてください。」


「そういえば先程から実に美味しそうな匂いが漂ってくるな?私の知らない匂いから察するに、この村の伝統料理と言ったところか?」


「さあ?私も長く滞在していますが初めて嗅ぐ匂いです。」



 ステラちゃんは頭の上に疑問符を浮かべながら答えた。


 2人のいる部屋の窓からは、炊き出し場で作られている料理の香りが美味しそうに漂ってきていた。



「では、行って参ります。」



 ステラちゃんはお兄さんに軽く頭を下げると、静かに部屋から出ていった。


 その後、兄妹揃って未知の味の虜になるとは思いもせずに・・・。




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――ファル村 炊き出し場――


「「カレ~♪カレ~♪今夜はカレ~♪みんな大好きカレ~♪」」


「そこのドラゴン兄弟、気が散るから黙っていろ!」



 俺の横で変な歌を歌っている兄弟を追い払い、グツグツと煮えている鍋の中身を焦げないようにかき回していった。


 もう歌で分かっていると思うが、今夜の晩御飯は今や日本人の国民食であるカレーライスだ!


 キッカケはさっき走り去っていた兄弟の一言、「カレー食べたい!」だった。


 とは言え、勿論この世界にはカレーはないからルーもカレー粉も入手不可能だし言い出しっぺの兄弟も都合よく持ってはいなかった。


 だが、何処で知ったのか「通販機能使えば~?」と言ってきたのでものは試しに使ってみた。


 そしたらなんと!日本のスーパーでお馴染みのバー○ンドやジ○ワ、こ○まろなどいろんなルーが売ってあった上にどれも格安だった。


 俺はカレーには欠かせない福神漬け等と一緒に購入、巨大鍋で作っているわけだ。


 ちなみに、村のチビッコには大人のカレーはきついので別の中鍋で甘口のお子様カレー(和風出汁使用)も作ってある。


 その食欲をそそる匂いに村中の人が興味津々!チビッコ達もまだかまだかと完成を待ちかまえていた。


 そしてじっくり煮込んで完成した直後、皿を両手で持ってスタンバイしていた村人達が行列を作り始めた。


 おいおい、人数分はしっかりあるから慌てるなよな。


 あ、言い忘れたがご飯もちゃんと用意してある。あの通販機能、米まで多種多様にあったのだ。


 そして、炊きたてのご飯の上にカレーをかけていく。


 数分後、一部を除いて(・・・・・・)村にいる人全員が幸せになった。



「美味しい!」


「勇者様、こんなに美味しい物は食べたことがありません!」


「これは神の食べ物か!?」


「涙が止まらないですぞい!」


「これ、いくらでも食べれるよ!」


「勇者の兄ちゃん、おかわり!」



 カレーは異世界でも大好評だった。


 なお、今回はバー○ンドの中辛とドラゴンの肉で作ったドラゴンカレーだ!



「シロウ!私と兄上もおかわりだ!」


「あいよ♪」



 ステラちゃんもすっかりカレーの虜になっている。


 ヤバ!福神漬け足りないかも!



「旨い!」


「これは奇跡か!」


「まだ食い足りない!」



 なんだか村の外からも聞こえてくる。


 外にいる連中もこれで少しは元気になっただろう。カレーであの缶詰の記憶が薄れてくれたら文句なしだ!



「さてと、俺も食べるか♪」



 俺は自分用によけておいたカレーを盛りつけて久しぶりの故郷の味を堪能していった。


 こうして夜は更けていき、長くていろいろあった一日は終わっていったのだった。





--------------------------


「グァァァァ!!」

「み、水はどこ!?」



 余談だが、村人以外の一部の人(・・・・)にはジ○ワの辛口を食べさせた。


 まあ、どうでもいい話だ。







 辛口をお見舞いされたの誰なのかはご想像にお任せします。

 戦争編は次回で終わる予定です。


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