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ボーナス屋、勇者になる  作者: 爪牙
聖国編Ⅲ-????の章-
201/465

第195話 ボーナス屋、他の戦いを観る

【魔王レヴィアタンの加護】

・嫉妬を司る魔王、レヴィアタンの加護。

・全能力が飛躍的に上昇する。

・中級以下の悪魔を無条件で隷属化できる。

・魔王より劣る呪いは全て完全無効化される。

・周囲の嫉妬の想念を吸収する事で回復し、力を更に上昇させる。

・生贄を捧げるけことで、魔王を召喚することができる。

(・魔王に身体を一部乗っ取られる。)


【魔神バロールの加護】

・フォモール族の王、バロールの加護。

・身体が無駄に頑丈になる。

・即死攻撃が無効化される。

・他の神格からの干渉(またはそれに準ずる力)を減衰させる。

・バロールが滅ばない限り不死身になる。

・これら以外の加護は随時増減する。

(・五感情報が魔神に流れている。)

(・魂がバロールの管理下に置かれる。)


 ポーレットの加護を調べたら、加護じゃないのも混じってるぞ?

 やっぱり、全部リセットされないのは加護のせいみたいだな。

 それはそうと、こいつの能力を簒奪したお陰で、俺のステータスは更に強くなった。


【名前】『ボーナス屋』大羽 士郎

【年齢】16  【種族】人間

【職業】神話戦士(Lv173) 神器之主(Lv182) 超勇者(Lv188)  【クラス】理不尽な勇者 New!

【属性】無(全属性)

【魔力】6,300,000/6,300,000

【状態】正常(完全健康体)

【能力】大魔王流勇者之魔法(Lv5) 勇者之属性術(Lv5) 勇者之精霊術(Lv5) 剣聖流勇者之武術(Lv5) 勇者之闘気術(Lv5) 隠形術(Lv3) New! 錬金術(Lv3) New! 祈祷術(Lv4) New! 変身 New! 古式大召喚 New! 支配の秘法 New! 魔獣使いの秘技(テイマースキル) New!  応報之絶対真理(トゥルース・リウォード) 吸収之超人(ドレインマスター) 命無き物の可能性(アイテムエボリューション) 進化する可能性(スキルエボリューション) 摩訶不思議な情報屋(エクセレントリポーター) 真・光の魔剣(クラウ・ソラス) 真・貫く光(ブリューナク) 戴冠石(リア・ファル) 勇者之大鑑定 簒奪王の魔眼 追尾の魔眼 New! 鑑定眼 New! 千里眼 New! 黒蛇鞭ナーガ New!

【加護・補正】物理耐性(Lv4) 魔法耐性(Lv4) 精神耐性(Lv5) New! 全属性耐性(Lv5) 全状態異常無効化 New! 完全健康体 思考加速 完全詠唱破棄 危険察知 柔軟な肉体(ソフトボディ) New! 神殺し(仮) 魔王殺し(仮) 竜殺し 魔獣ハンター 黄泉返り(笑) 超克者 大魔王(剣聖)の弟子 試練に打ち克った者 土神ハニヤスの加護(+2) 豊穣神アヌの加護 銀腕神ヌアザの加護 母神ダヌの加護 太陽神ルーの加護 知恵神オモイカネの加護 七福神弁財天の加護 漬物女神カヤノヒメの加護 冥府神????の加護 コッコくんの加護  万能翻訳 職業補正 職業レベル補正

【BP】24



 どうやら俺は色々と適正が高いらしい。


 能力が増えすぎて訳が分からなくなってきたな。


 一晩経てば幾つかは統合とかされるとは思うけど。



「ガハッ……!」



 それはそうとコイツ、放っておいたらまた復活しそうだから、念の為に魔法で封印をかけておこう。


 ついでに眠らせて《加重》もかけておこう。



「貴様!よくもポーレットを!!」



 そこに、ジャンと戦っていた双子(?)の片割れの女が殺気を放ちながら襲い掛かってきた。


 もしかして、彼女さん?



「―――《双刃の(デュアル)……」


「リセット!」


「キャウッ!?」



 思わずオールリセットを使ったら、なんか可愛い声をあげてくれた。



「《神風大斧撃(ディバイン・ブレイク)》……って、え!?」


『ゴケゴケェェェl!!(コッコダーイブ!!)』


『『『ゴケェェェェ!!(ダーイイブ!!)』』』


「ゴベバ(%@?!|=*%$&’!!!???」


「あ!」



 直後、タイミング悪くジャンとコッコ団の攻撃が敵の女に直撃した。


 光の衝撃波と、燃えながらダイブするコッコ団……あの人、死んだかも。



「……さ、さ~て、みんなは勝ってるかな~?」



 これで敵はブラスを含めてあと4人だ。


 ロルフはブラスと何か話しているようだ。


 ヒューゴとケビンは………






--------------------------


――ヒューゴVSイケメン男(ルロイ=スプリング)――


 時は1分ほど遡る。



「吼えろ!!ペンドラゴン!!」


『オオオオオオオオオオオオオオオオオ!!』


「これはっ―――!『魂の武装(スピリットウェポン)』か!?」



 ヒューゴは敵の男(ルロイ)を圧倒していた。


 ヒューゴの愛剣ペンドラゴンの刀身が赤い稲妻の龍に変わって敵に襲い掛かり、ルロイはその圧倒的なパワーの前に為す術が無かったのだ。


 ルロイが弱い訳ではないが、ヒューゴの攻撃は雷の速度に等しく、風属性で速度にそれなりに自信があったルロイでも対応できなかったのだった。


 そして稲妻の龍がルロイの全身を飲み込んだ。



「ガアアアアアアアアアアッ!!!!」


「うおおおおおおおおお!!」



 ルロイは咄嗟に防御に力を注ぐ。


 ヒューゴも攻撃の手を緩めず、ペンドラゴンに魔力を注ぎ続けていく。



「ガアアアアアアア……!!!コ、《凍獄の螺旋無限刃(コキュートス・インフィニティスパイラル)》!!」



 このままでは敗北は必死と悟ったルロイは、残りの大半の魔力を一気に放出して自身の最強の攻撃技を放った。


 周囲を一瞬で凍結させる数千もの刃が出現し、高速回転し螺旋の軌道を描きながらヒューゴに向かって一斉に発射した。


 直撃すればヒューゴどころか、周りで各々の敵と戦っている仲間も確実に巻き込まれてしまう。


 ヒューゴ自身は火属性を持つ《竜炎の鎧(フレイムアーマー)》に守られているので即死は免れるだろうが、他の者達はそうはいかない。



(――――ブラス様!!後を頼みます!!)


『キュア!!』


(!?)



 決死の覚悟のルロイの目に、愛くるしいドラゴンが映った。



『キュア~!』



 シャインは《極光守護結界》を発動し、ルロイの決死の攻撃をあっさりと防いだ。


 しかも周囲への被害はなしだった。



『キュア!』


「シャイン、ありがとな!」


『キュア♪』


(バ、バカな……!?)



 ルロイは痛みを忘れるほどのショックを受けた。


 相手は自分の半分も生きていない少年とペット、にもかかわらず、自分の最強技を軽く防いだのだから。


 ルロイは知らない。


 シャインが出した《極光守護結界》は、相手の強さに関係なく、最低でも1回は攻撃を完全防御する効果があるということを。



「これで終わりだ!!」



 ショックを受けて隙だらけだったルロイに、ヒューゴは《怒れる大地の炎(ボルケーノ・ブレイズ)》を使った。


 まるで小さな火山が噴火したような爆発が起き、高温の熱を帯びたマグマと炎がルロイに直撃し、ルロイの意識は紅蓮の中に沈んでいった。


 その直後、消し炭になるところだったルロイを、ヒューゴの放った見えない巨掌《皇帝の御手(エンペラー・ハンド)》が捕まえる。



「完全勝利!」


『キュア!』



 ヒューゴとシャインのコンビは余裕で勝利した。

 ちなみに、このすぐ後、シャインがうっかりルロイを飲み込むトラブルが発生した。



【龍殺剣ペンドラゴン】

・古代龍ペンドラゴンの魂の欠片が宿っている剣だが、大きな力の影響を受けて眠っていた魂が目覚めた。

・身体能力が大上昇し、回復力も大上昇する。

・龍、または竜に対して攻撃力が2~10倍に跳ね上がり、どんな龍(竜)にも致命傷を当てる事が可能になる。

・担い手の魔力を与える事で宿っている古代龍の魂が解放され、絶大な力を発揮させる。



竜炎の鎧(フレイム・アーマー)

・火の竜王のオーラを放つ紅蓮の鎧。

・これを纏った者はマグマの中でも活動ができ、同時に真冬の極地の寒さにも苦しむことはない。

・炎や熱を吸収し、使用者の体力と魔力を回復させる。

・破損しても火の中に放り込めば勝手に修復する。



皇帝の御手(エンペラー・ハンド)

・意志の力で現実の事象に干渉する視認不可能な不思議な手。

・意志の力次第で遠くにいる相手を殴ったり、掴んだ対象を特定の事象から隔離したりなど、応用の幅はかなり広い。

・安全に使いこなすには、かなりの修行が必要。



怒れる大地の炎(ボルケーノ・ブレイズ)

・大地と炎の魔力が凝縮された、魔法も焼く灼熱のマグマを生み出し操る力。

・威力は使用者の火・土属性の適正と熟練度に比例する。

・ただし、制御に失敗すると、周りにも被害が及ぶ。

・使用者が止めない限り、熱や魔力が続く限り全てを燃やし続ける。






--------------------------


――ケビンVS髭男(ビリエル=アールストレーム)――


 一方同じ頃、ケビンの方も勝敗を決していた。



「なっ……!!魔弾を模倣(コピー)しただと!?」



 髭男こと、ビリエルは魔弾の使い手だった。


 彼の使う魔弾はケルト神話に登場する神器の1つ、太陽神ルーの『魔弾タスラム』の模造改造品だった。


 『創世の蛇』が発見した『魔弾タスラム』の欠片を解析し生み出されたそれは、未だ発見に至っていないオリジナルには劣るものの、その特性である「貫通力」と「速度」は既存の兵器や魔法と比較しても圧倒的に優れていた。


 また、神話の中の一説にある「血に飢え、敵を殺し続ける」という特性の一部も受け継がれ、専用の銃から発射されると標的を貫くまで止まらない効果もあった。


 実際、ケビンに通常の魔法弾が通じないと判断したビリエルが放った魔弾はケビンの魔法を避けながらケビンの急所を確実に射抜こうとしていた。


 しかし、魔弾はケビンを貫くことなく消滅し、逆に今度はケビンが無数の魔弾でビリエルを攻撃していたのだった。



「イケ!!」


「うおおおおおおおおおお!!」



 ビリエルは魔弾の雨の直撃を受けて敗北した。


 ビリエル=アールストレーム、髭の伸びた外見にもかかわらず、実はブラスの部下の中では最年少の独身男の今章最後の出番だった。



「ふう、死ぬかと思ったけど、勝ててよかった!」



 ケビンは汗を拭いながら安堵の息を零した。


 ケビンは魔弾を視認してすぐ《大いなる解析者(ロイヤル・アナリスト)》と《賢者の瞳》で解析し、《賢者の指輪》や加護の効果で瞬時に魔弾を習得した。


 ビリエルの魔弾は、物質化した上級魔法そのものであり、魔法チートのケビンには即習得可能な代物だったのだ。


 しかもケビンは《知恵の器》により、魔弾を瞬時に改良し、魔弾の効果を自由に変更できるようにしたのだ。


 それにより、ビリエルは無数の魔弾を受けたものの、命には別状はなく意識を強制的に沈められた上、全能力を使用不能、全身を拘束された状態になったのだ。



「シロウさんや兄さん達は大丈夫かな?」



 ケビンは相手が戦闘不能なのを確認すると、すぐに仲間の元へと向かった。



大いなる解析者(ロイヤル・アナリスト)

・《鑑定》が探索系魔法や解析系魔法などを取り込んで進化した能力。

・以下の能力が使用できる。

 《解析者之鑑定》…対象の名称や分類、品質などの詳細情報を調べる。成分分析・DNA鑑定・筆跡鑑定なども可能。

 《万能翻訳》…あらゆる言語を翻訳する。

 《空間解析(エリアスキャン)》…空・地下・水中を含めた一定空間内の情報を収集、詳細地図を作成する。

 《事象解析》…あらゆる事象を解析する。魔法なら術式を、病気なら病名や原因を解明する。天候予測も可能。



【賢者の瞳】

・その瞳に写った全ての見通すとされる偉大な瞳。

・《隠形術》や《隠蔽》で隠されたものを見抜き、相手の“真の姿”を見ることが出来る。

・改竄されていない、本当のステータスを見ることが出来る。

・見たものを決して忘れない。

・《大いなる解析者》と誤差無しで連動し、あらゆる事象を高速解析する。






---------------------------


――ロルフVSブラス――


 ブラスはロルフを見た瞬間、ステータスを見ずに全てを悟った。



(―――(アリシア)の子供か。)



 ブラスの心が大きく揺れ、何かに大きな亀裂が何本も走っていった。



(―――応龍。全て知っていて隠していたか…。)



 あの夜の出来事が思い浮かぶ。


 あの夜、ファル村の上空で退治した『龍神』応龍はどこか思わせぶり…というより、人をからかう様な素振りを見せていた。


 やはりバカ龍王の祖父、人を苛立たせる性格はよく似ていた。



(―――応龍、何時か殺す。)



 ある意味で人生最大級の怒りが湧いたブラスは、次に会ったらあの元祖バカを殺すことを決定事項にした。



「……おい!」



 そんな中、ロルフが口を開いた。







 ちなみに、頑丈な遺跡の中でなければ大惨事になってます。


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