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ボーナス屋、勇者になる  作者: 爪牙
日本編
154/465

第148話 ボーナス屋、日本のギルドに行く

――日本 名古屋――


 元の世界に帰って来て数日が経った。


 いや~、久しぶりに帰ってきたら日本は大変な事になってましたよ!


 神話の時代に滅んだ邪神や悪神が『創世の蛇』の手先となって復活、日本だけじゃなくお隣の中国や韓国でも大暴れしてたよ。


 いやあ、邪神や悪神でも神様って本当にヤバいよな。


 俺がゴリアスで戦ったアスモデウスモドキとはまるで格が違う連中ばかりだった。


 まあ、俺もこっそり1柱倒しちゃったんだけどな?


 なんか疫病神の1柱で「アッハーズ」とかいう悪神だったな。


 まあ、アスモデウスモドキと格は違うと言っても俺の敵じゃなかった。


 止めはクラウ・ソラスとブリューナクで滅してやった。


 そして、俺のステータスは以下のようになった。



【名前】『ボーナス屋』大羽 士郎

【年齢】16  【種族】人間

【職業】神話戦士(Lv8) 神器之主(Lv18) 超勇者(Lv5)  【クラス】神公認勇者

【属性】無(全属性)

【魔力】4,990,000/4,990,000

【状態】正常

【能力】勇者之魔法(Lv4) 属性術(Lv3) 精霊術(Lv3) 勇者之武術(Lv3) 闘気術(Lv3) 応報之絶対真理(トゥルース・リウォード) 吸収之達人(ドレインマスター) 命無き物の可能性(アイテムエボリューション) 進化する可能性(スキルエボリューション) 摩訶不思議な情報屋(エクセレントリポーター) 光の魔剣(クラウ・ソラス) 貫く光(ブリューナク) 戴冠石(リア・ファル) 鑑定

【加護・補正】物理耐性(Lv3) 魔法耐性(Lv2) 精神耐性(Lv4) 全属性耐性(Lv4) 神殺し(仮) 魔王殺し(仮) 竜殺し 土神ハニヤスの加護 豊穣神アヌの加護 銀腕神ヌアザの加護 母神ダナの加護 太陽神ルーの加護 万能翻訳 職業補正 職業レベル補正

【BP】452



 ゴリアスで神様のクエストをクリアしたりしたから随分とポイントが貯まったな。


 ただ、新しい職業が段々痛くなってきたのが少し嫌だな。



「――――って、何時の間に『戴冠石(リア・ファル)』が魂の武装(スピリットウェポン)に!?」



 そして俺の知らない内に『四至宝』の1つ、戴冠石(リア・ファル)が完全覚醒を果たしていた。


 まあ、ブリューナクもクラウ・ソラスに連動して覚醒したっぽいし、リア・ファルも2つに共鳴して覚醒してもおかしくはないだろうけどさ。


 時々、誰か別の意志によって勝手に魔改造されているんじゃないかって思うのは気のせいか?



▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

From:ケルト神話の神一同

Sub:無題


 気のせいだよ♪


▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲



 ・・・これ、自白だよな?


 尚、リア・ファルの詳細は以下の通りだ。



戴冠石(リア・ファル)+14】

【分類】聖石(神器)

【品質】最高品質

【詳細】ダーナ神族に伝わる『四至宝』の1つである。

 別名「運命の石」とも呼ばれ、様々な不思議な力を持っている。

 近くにいる生物の成長を促進させる。

 王の資質を持つ人間が踏むと奇妙な声を上げる。

 選ばれた者には神から祝福(ギフト)が与えられる。

 1人1日1回だけ、触れるとその人の近い未来を教えてくれる。

 この石がある土地は聖なる力に護られ、邪悪な力を退けてくれる。

 この石に突き刺す事が出来た武器に加護を与えてくれる。

 触れた者の状態異常を回復させ、神話級の呪いも解呪される。

 《母神ダナの加護》を所有している場合、勝手に『魂の武装』になる。

 神格を持つ存在との対話が可能になる。

 時々、勝手に喋り出す。

 お供えすると何時の間にか食べている。

 気紛れで道具などに加護を与える。

 変身する・・・かも?



 なんか、どうでもいい機能やあやふやな箇所があるな。


 「かも?」って何だよ?



「こんにちわ~♪」



 おっと、今日も銀洸が来たか。


 俺がこっちに帰ってきた日からほぼ毎日、銀洸は俺の所に顔を出すようになった。


 今日は契約者のアイツは一緒じゃないようだ。



「昨日もレベル上げに行ってきたのか?」


「うん!昨日はベルギーに行ってきたよ~!はい、これお土産のベルギーチョコ!」



 そう言って、銀洸は俺や施設にいるみんなにお土産を配っていった。


 園長先生とは何故かハイタッチしている。


 どういう関係なのか、未だに不明だ。


 ただ言えるのは、アイツが日に日に強くなっているってことだ。


 まずはこれを見てくれ。



【名前】『白銀の龍王』銀洸

【年齢】14  【種族】龍族

【職業】時空之龍王(Lv76) 超克龍(Lv76) 狭間之王(Lv70)

【クラス】若き王者 バカ龍王

【属性】メイン:時 空 光 火 水 土 風 木 氷 雷

【魔力】7,150,000/7,150,000

【状態】正常

【能力】攻撃魔法(Lv4) 防御魔法(Lv4) 補助魔法(Lv4) 特殊魔法(Lv5) 時術(Lv5) 空術(Lv5) 火術(Lv5) 光術(Lv3) 風術(Lv3) 武術(Lv3) 龍王秘術(Lv5) 精霊術(Lv4) 隠形術(Lv3) 龍之仙術(Lv3) 神聖術(Lv4) 神術(Lv3) 錬金術(Lv4) 鍛冶術(Lv3) 彫金術(Lv4) 土木の秘法 釣仙の秘技 神之息吹 超融合 超分離 神聖合体 大召喚 魂喰 浄化 魔炎 雷化の法 水化の法 炎化の法 武装化 聖火 龍眼 千里眼 破魔の魔眼 千変化 読心 人化 龍の宝珠 鑑定 食う子はよく育つ(イート・アンド・スタディ)

【加護・補正】物理耐性(Lv3) 魔法耐性(Lv5) 精神耐性(Lv5) 時空属性耐性(Lv5) 火属性耐性(Lv5) 光属性耐性(Lv5) 風属性耐性(Lv5) 水属性耐性(Lv4) 土属性耐性(Lv4) 木属性耐性(Lv3) 雷属性耐性(Lv4) 氷属性耐性(Lv4) 全状態異常無効化 龍神の加護 魔王殺し 神殺し 契約した龍 応龍の血統 狭間の王者 王の器 大喰らい 頑丈胃袋 継承者 幸運 必中 王の縁 職業補正 職業レベル補正 etc

【BP】452



 ・・・見た?


 もう、何時神様に進化してもおかしくないスペックだよ。


 神でもないのに《神術》があるってどうよ?



「いや~、食べまくったから~♪」


「どれだけ食べたんだよ!?」


「え~と、神や魔王や天使とか・・・・」


「・・・・・。」



 こいつ、絶対色んな連中を敵に回してるな。



「あ、天使さんはちゃんと後で吐いたから~!ベトベトだったけど~!」


「言わなくていい!」



 何でベトベトな天使なんて想像したくない!



「じゃあ、今日もボーナスタイムいってみよ~♪」


「これ以上、一体何を欲しがる!?」



 そして銀洸は自分をさらに強化し、満足して去っていった。


 と思ったら、5秒で戻ってきた。



「そうそう、これ渡し忘れてた~!」



 銀洸は1枚のチラシを俺に渡すと今度こそ俺の前から去っていった。


 俺は渡された広告に目を通し、書かれていた内容に目を丸くした。



『祝!冒険者ギルド日本名古屋支部開業!!』


「・・・は?」





--------------------------


――冒険者ギルド――


「ようこそ冒険者ギルドへ!」


 マジであったよ!


 チラシの地図のとおりに来たら、本当にギルドが名古屋のど真ん中にあったよ!


 セブンイ○ブンの入っているビルの上の階にあったよ!


 チラシを見る限りじゃ、俺が行ってた異世界とはさらに別の世界の冒険者ギルドが現代日本に進出したようだ。



「初めての方ですか?」


「は、はい、一応!」



 受付の見た目は日本人のお姉さんは、優しい笑顔で戸惑う俺に対応してくれた。


 その後、簡単な説明を受けたが、基本的なシステムは向こうの世界と一緒だった。


 それどころか、異世界で使っていたギルドカードがそのまま使えた。



「―――ルーヴェルトのギルドカードですね?最適化しますので少々お待ちください。」


「使えるんですか!?」


「はい、ルーヴェルトの冒険者ギルドも当冒険者ギルドも創始者が同じ(・・・・・・)ですので、ギルドカードはそのまま使えます。ただし、依頼の難易度などの基準などは異なりますのでランクはそれぞれ区別されますのでご了承ください。」


「創始者が同じ?」


「はい、冒険者ギルドの創始者は大魔・・・失礼しました。創始者は世界に4人のみ存在する『剣聖』の御1人です。」



 今、絶対『大魔王』って言おうとしたよね?


 つまり、向こうの世界の冒険者ギルドも、こっちの冒険者ギルドもルチオの曾々祖父さんが創設した訳か。


 俺はまだ直接会った事はないけど、何時か会う時が来るのかな?




――――ピロロ~ン♪




▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

『大魔王の玄孫、異世界に召喚される!』


 色々と噂が絶えない『大魔王』ラートン=B=スプロットの玄孫の1人が異世界ルーヴェルトに勇者召喚された。

 勇者召喚されたのは大魔王の三男系列の玄孫の1人、ショーン=スプロット、14歳。

 友人宅でのパーティ帰りに召喚され、その事実は瞬時に大魔王達(・・・・)の耳に入った。

 大魔王と大魔王の孫、曾孫は完全武装してすぐさま異世界ルーヴェルトにある小国、ミストラル王国へと向かった。

 尚、大魔王出撃時、大魔王の三男であるグリン=スプロットは死に物狂いで制止したが駄目だった。


▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲



「・・・・・・。」



 おいおい、またどっかの誰かが勇者召喚なんかしたのかよ?


 しかも大魔王の逆鱗に触れちゃってるし、大変な事になるんじゃないのか?


 って、確かミストラル王国ってロルフの父さんが居る国じゃ・・・。



「お待たせしました。ギルドカードの最適化が終了しました。」


「あ、はい!」



--------------------

【冒険者ギルドカード】

名前:大羽 士郎(シロウ=オオバ)

種族:人間

年齢:16

出身地 :日本愛知県名古屋市〇☓△

(ルーヴェルト):ファリアス帝国ファル村

パーティ名:ビッグウイング

ランク:F

(ルーヴェルト):E

--------------------



「難易度基準は異なりますが、ルーヴェルトでの依頼達成記録はそのままこちらでも反映されますので、大羽様のこちらでの現在のランクはFランクになります。」


「分かりました。」



 それは嬉しいが、現代日本で冒険者に依頼なんてあるのか?


 なんて考えていたら、神様からメールが届いた。



▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

From:現役のルー

Sub:ヘルプ!!

 大魔王達が突然やって来て、こっちのミストラル王国という国を潰したよ!!

 なんかこっちも危な・・・ギャアアアアア・・・・・#($VIL☓<!#”&()(U?}‘{XT#$=・・・


▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲



 俺のいない異世界は大変な事になっているようだ。







 銀洸、近い内に大魔王を超えるかも・・・?

 尚、こっちの冒険者ギルドの現在の表向きの(・・・・)最高権力者は大魔王ではありません。


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