表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/1

前世の記憶

「君に初めて会った時から、心惹かれてしまったんだ、フローラ。」


「わ、私も実は、ずっと貴方様のことをお慕いしておりましたの、アル様 ... !」


なんて甘々なハッピーエンド丸わかりの展開。


「あんな貧乏令嬢に目移りしたなんて、嘘よね!?アルベルト様!」


「... お前には失望したよ、セレーネ。」


そんな物語には必ず登場するであろう悪役ポジの存在。


そして、個性豊かな攻略対象たち・・・


「はぁ〜、この乙女ゲームも同じようなストーリーに似た構成、こっちが失望だわー」


私は月宮 咲夜、高校三年生の十八歳。趣味は乙女ゲーム攻略で、

世の高校三年生が受験に勤しむなか、ゲームに生涯を費やすゲームバカである。


そして、これまでプレイした乙女ゲーの数はつゆ知れずの、辛口コメの乙女ゲーマスターだ。


「お姉ちゃん、ここからがいいんだから決めつけるにはまだ早い!」


中二の妹・咲楽も同じく乙女ゲーム愛好家。今は咲楽がしている新作乙女ゲームを覗き見中。


「どうせ他のゲームとストーリー変わらなさそうな王道タイプでしょ」


「いやいや、これめっちゃ人気の乙女ゲーだし、色んな意味で特別なんだって!」


「へー何が特別なの?」


「やってみたら分かるよそれは!あとで貸そうか?」


「...まぁやってやらんこともないな」


「絶対やりたかったでしょそれ」


姉妹で乙女ゲームについて話し合ったりプレイしたり。

それなりに楽しく過ごしていた日々だった。

しかし、突然の別れはいつか訪れる。

そんな他愛もない話のあと、外出先の事故に巻き込まれ、そのまま命を落とすという急展開に、この時の私は想像もできなかった。


そして車に轢かれる直前、私の脳裏に浮かんだものは


(この乙女ゲーのタイトル?それはね、)


妹との会話と、あの乙女ゲームだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ