雑文エッセイ「キーワード」
さて、この投稿サイトでは作品を投稿する際に『キーワード』というものを設定できる。
これは数多の作品群の中から読者が読みたい作品を検索して貰う時に強力な武器になるから多くの作者は人気なキーワードをぶち込んでくる。
例えば『SF』とか『宇宙』とか『ワープ』とか『少し不思議』とかだ。
因みに少年たちに人気のあるキーワードは『努力』と『友情』と『勝利』である。なので間違っても『チート』とか『ハーレム』とか『ご都合主義』などとキーワード欄に書いてはいけない。
で、このキーワードなんだけど、15個も設定できるんだよね。但し1個に使える文字数は10文字までだ。
つまりぶつ切りでもいいならば150文字のアピール文をここに書ける訳である。
まぁ、実際には他にあらすじとかを書ける欄もあるからキーワード欄でそんな事をする作者はまずいないんだけど、短いキーワードを詰め込む人は結構いる。
例えはこんな風に『愛 恋 慕情 恋慕 涙』などと、短いワードを空白やスラツシュで区切って1個のキーワード欄に詰め込むの。
後は読み方が幾通りか存在する人気ワードとかは『ざまぁ/ざまあ』とか書いておけばどちらで検索されても引っかかるはずだ。
これは『もふもふ/モフモフ』などの平仮名とカタカナの表記がある場合も有効なはず。
いや、キーワード欄は15個もあるんだからひとつづつ使えよっ!と突っ込む方もいるだろうが、作者の心情としては兎に角キーワードは詰め込みたくなるのよ。
特に公募とかを狙っている新人君はね。はい、すごい作者さんだと15個のキーワード欄全てが公募のエントリーキーワードで埋まっている事があります。
因みにネトコンは感想サービスというものをやっていて、感想を希望する人は『ネトコン13感想』とキーワード欄に書いておくと、8千分の2千くらいの確率でネトコン運営から作品の感想が贈られてきます。
しかもこの『ネトコン13感想』は公募のエントリーも兼ねているのでこれひとつ書いておけば審査までしてもらえるのだっ!
と、ネトコンのホームページに書いてあるのに何故か『ネトコン13感想』『ネトコン13』のふたつをキーワードに書く応募者が結構いるんだよね・・。
まぁ、何かしらか不安なのかも知れないけど審査の厳しい公募だとこれだけで応募要項を読んでいないと判断されて作品を読まずに不合格にされちゃいそうだ。
いや、ネトコンはそこら辺がゆるいので大丈夫です。なんなら他の公募との重複エントリーを禁止している二次審査ですら、重複エントリー作品を通した実績があるからねっ!
いや~、あれを発見した時はげんなりしたよな。ネトコンの信頼が一気に底まで落ちたもの。
とは言え、読んでもらう為にはキーワードは強力な武器となる。なので本編中にそんな要素が全然なくても『SF』とか『宇宙』とか『ワープ』とか『少し不思議』を書いておこうっ!
こうしておけば全国333人のSFモンが読みに・・来るかな?来たとしてもなんかウザそうで嫌だな。どちらかと言うと来て欲しくない読者じゃないのか?
うんっ、やっぱりここは奇をてらわず素直に男子中高生たちが大好きであろう『パンツ』をキーワードに入れておこうっ!
当然それが聖女のモノだったらご利益満点だっ!
-お後がよろしいようで。-