5.NHKドキュランドへようこそ・「“執事”の学校 〜超一流のサービスを〜」
カフェ千世子先生が割烹に書いていらして、速攻見ました!
フランスの執事学校とオランダの執事学校の生徒達を追ったフランス制作のドキュメンタリーです。
さくっと執事業界?の解説があったのですが……
富裕層個人に雇われる執事は、月収110万円が相場。
ラグジュアリーホテル(番組の中で出てきたのはパリのパークハイアット(1泊14万円〜210万円)とどっか山の方のフォーシーズンズホテル)のサービス係は、月収20万にチップを合せて、月収40万円も狙えるとか。たぶん手取りですかねこの数字は。
オランダの執事学校は学費210万円と聞いて、そんなん日本なら大学院行ってMBA取れますやん!?て思いましたが、個人に仕える執事職取れたら2ヶ月でモトとれるのかー!
もちろん、個人に仕える枠は激戦というか、なんというかなんでしょうが。
ただ、新興国の富裕層で執事雇うのが流行ってるとかなんとかありました。
そのへんもあるのか、主人がマナー違反して恥をかきそうな時は全力で誤魔化すのだー!とかオランダの校長先生は言っていました。
新興国の富豪とかだと、文化の違いでNGやらかしてしまうとかありえますしね…
オランダの学校編では、朝食の作り方もカリキュラムに入っていて、ボスニア出身でモナコでタクシー運転手をして学費を溜めてやってきたアドバン君(32歳)は、大苦労。
ミルクもってこーい言われて、ピッチャーに入れたのはいいけど、手盆で持っていってしまい、校長先生に「トレーを使うのだー!」とかダメ出し入ったり。
ま、アドバン君、すっごく熱心だし、姿勢がよくて笑顔もめちゃくちゃいいんで、勉強ガシガシ頑張って、個人所有のフランスの古城ホテル(日本で言うたら重要文化財あたりついてる級)とかいうええとこに執事として就職決まるんですが。
目玉焼き一つ焼くんでも、五つ星ホテル基準で、まず黄身と白身を分け、丸い枠を使って、きっちり黄身がまんなかに来るようにしてまんまるに焼かないとあかん。
校長先生が「黄身が偏ってても2週間なら辛抱してもらえるけど、その先はないんやぞ…」とか言っててひょあーとなりました。
ていうか朝食は執事が用意するものなんだ…(そこからわかってない)
オランダの学校、生徒がサーブする英国王室風のディナーの場面とかなかなかよろしかったです。
料理にかぶせたるフタを一斉に取って下がるとことか、なんかの映画で見たことある気がする。
ちなみにそのディナー、1万円ちょいで食べれるらしく、美味しいものが出てくるんじゃろうし、うらやま…うらやま…となりました。
日本でも寿司職人の学校が超お値打ちランチとかやってますよね。
ちょっとコレどういうこと??と思ったのが、オランダの学校とフランスの学校の違い。
フランスの学校の方がなーんかゆるいというかなんというか。
オランダの学校の方は全員ぴしっと姿勢がいいんですよ。
英国王室のスタイルをベースに、「嫌なご主人さま」役の校長が謎のカットインしてきたり厳しい。
フランスはそうでもなくて、優秀な生徒として取り上げられてた3人のうち、1人はちょっと…明らかに姿勢悪い。
姿勢の保ち方を習ったと言っていたので、もとはもっと悪かったのかもしれませんが、動きもなんかくにゃくにゃしててなんだかなとなりました。
もう一人は、ストラップつきの太ヒールで結構ヒールが高いものを履いていたりして、いや…アレ?それおしゃれやけど、それでええの??なんかあった時にソレ、走れないよね??とかなりました。
まあ、まだ学生だからいいっちゃいいんですけれど、なんかちょっと緊張感違うなと。
校長先生にも、ちょーっとあなた距離感近すぎるわねとか言われてましたし。
おそらくオランダの方がガチ執事育成機関で入学試験も厳しいんじゃないか、フランスの方はどっちかというと高級ホテルのサービスマネージャーあたりがわりと目標だったりするのかも??と思いました。
富裕層向けに、ホテルが「執事」(コンシェルジュとはまた違って、滞在中の顧客に専属でつくので客室係の上位種みたいな感じ?)を置くことが広がりはじめるとかなんとかで、執事の世界も多様化しているのかもです。
本日放送だったので、NHK+で一週間くらいは見逃し配信あるはず…
URLは https://www.nhk.jp/p/docland/ts/KZGVPVRXZN/episode/te/P31PNZG11X/ です。
面白かったので、ぜひ!