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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

僕には託された想いがあるらしい

作者:あいえる
 世界を救え。そう願われてから動き出した一つの可能性。剣術や魔法の実力もない世界を生きていく知恵も貧しい、一人の少年が歩き出した道。
 道中に転がっていたのは師との出会いと、そして挫折。
 道標はあれど明かりはあれど、道を踏み外さない理由にはならない。迷い、道を見つけ、また迷う。
 強くなりたいという理想。元気であれという思いの代理。まだ遊んでいたいという子供心は心が死なないための防衛機能。喪失を語り力の会得を自覚させる者。縁を悲しむ精霊。
 突きつけられた願いへの思いが強くなる違和感と、それを手助ける者達との出会いの一幕。
 師との出会いは仕組まれたもの。突然現れ、そして突然去っていく。強さを手に入れることができたのは彼が可能性を示してくれたから。
 音楽家との出会いは願ったもの。その明るさに助けられたのは一度や二度だけではなかった。
 少女との出会いは偶然。救いを求められ、それに応じたことでできた縁。
 絶望との出会いは必然。乗り越えるための対象の役割は、誰かしらが担う必要があっただけ。
 精霊との出会いは縁のせい。しかし築いた関係は嘘偽りのないものになる。何を願うのか。どうして応えてくれたのか。
 より強くなる絆とは裏腹に終わりはとても淡白なものとなる。各々が役割を終えた先には別れがあるだけであった。
 これは物語。良いように理由が創られ、良いように誤魔化され、良いように役割をこなす登場人物。
 よくある始まりと、よくある終わり。そんな中で誰がどんな物語を紡いでいるのか。
 綴られるのは、紡ぐための物語。
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