社畜は異世界で目覚める
「はっ!?」
知らない天井だ。じゃねぇっ!
「どこだ、ここ...?」
男はベッドの上にいた。しかしそれは男のボロボロのベットではなく綺麗で、小さなベッドだった。
誘拐?いや、30過ぎた独り身のサラリーマンを攫う奴なんていないか。
「俺は、黒沢大輝。」
大丈夫。名前はわかる。なんでこんなところに....。
「そうだ。寝てる間に地震かおきたんだ。それでなにかに押しつぶされて...どうなったんだ?」
というか、体の感覚がいつもと違うような...。
「があっ!?」
男は頭を抱えて急にうめき出した。
頭が!頭がかち割れる!!
「ぐわぁぁ!!」
痛い痛い痛い痛い!!
「ぎゃあぁぁぁぁぁ!!」
「はあ、はあ、はあ。」
どんくらい時間がたったんだ?ほんの数秒かもしれないし数時間だったかもしれない。
「俺のとは違う記憶...?」
俺は俺の記憶しか知らないはず...。でももう一つ記憶があって、この部屋も見慣れてて日常、みたいな...。
「うまく説明できないな...。」
もう一つの記憶を頼りにこの世界の情報を探った。
この体の主はアーク、この世界の住人だ。どうやらここは地球ではないらしい。今俺がいる場所はアークの寝室。
「でもなんでこんなところに...。」
こういうのって普通、神様とかが説明してくれるんじゃないの!?
「どこだよ神様!」
【神々は天界に存在しています。】
うわっ!ビックリした。だれ?
アークの頭に直接、機械的な女性の声が流れた。
【ユニークスキル『知の女神』です。あなたのサポートをします。】
ユニークスキル?なんだそれ?いや、スキルとかステータスというものがあることはアークの記憶で知ってるんだけどユニークスキルなんて記憶にないぞ?
【ユニークスキルとは世界で一人しか持っていないスキルのことです。】
そんなもの俺は持ってないはずだけど....。
「ステータス!」
名前 アーク
種族 人間
性別 男性
年齢 5歳
称号 転生者
レベル 1
HP 100/100
MP 150/150
攻撃力 30
器用さ 50
耐久力 45
素早さ 50
魔法力 65
精神力 9999
運 777
スキル
剣術Lv2 火魔法Lv3
ユニークスキル
知の女神Lv1 成長補正Lv− 最強精神LvMax 全言語理解lv-
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