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社畜転生~転生した社畜、最強を目指す〜  作者: 松田 アキ
序章
2/73

社畜は異世界で目覚める

「はっ!?」


 知らない天井だ。じゃねぇっ!


「どこだ、ここ...?」


 男はベッドの上にいた。しかしそれは男のボロボロのベットではなく綺麗で、小さなベッドだった。


 誘拐?いや、30過ぎた独り身のサラリーマンを攫う奴なんていないか。


「俺は、黒沢大輝(くろさわひろき)。」


 大丈夫。名前はわかる。なんでこんなところに....。


「そうだ。寝てる間に地震かおきたんだ。それでなにかに押しつぶされて...どうなったんだ?」


 というか、体の感覚がいつもと違うような...。


「があっ!?」


 男は頭を抱えて急にうめき出した。


 頭が!頭がかち割れる!!


「ぐわぁぁ!!」


 痛い痛い痛い痛い!!


「ぎゃあぁぁぁぁぁ!!」









「はあ、はあ、はあ。」


 どんくらい時間がたったんだ?ほんの数秒かもしれないし数時間だったかもしれない。


「俺のとは違う記憶...?」


 俺は俺の記憶しか知らないはず...。でももう一つ記憶があって、この部屋も見慣れてて日常、みたいな...。


「うまく説明できないな...。」


 もう一つの記憶を頼りにこの世界の情報を探った。


 この体の主はアーク、この世界の住人だ。どうやらここは地球ではないらしい。今俺がいる場所はアークの寝室。


「でもなんでこんなところに...。」


 こういうのって普通、神様とかが説明してくれるんじゃないの!?


「どこだよ神様!」


【神々は天界に存在しています。】


 うわっ!ビックリした。だれ?


 アークの頭に直接、機械的な女性の声が流れた。


【ユニークスキル『知の女神』です。あなたのサポートをします。】


 ユニークスキル?なんだそれ?いや、スキルとかステータスというものがあることはアークの記憶で知ってるんだけどユニークスキルなんて記憶にないぞ?


【ユニークスキルとは世界で一人しか持っていないスキルのことです。】


 そんなもの俺は持ってないはずだけど....。


「ステータス!」





名前 アーク


種族 人間


性別 男性


年齢 5歳


称号 転生者


レベル 1


HP 100/100

MP 150/150

攻撃力  30

器用さ  50

耐久力  45

素早さ  50

魔法力  65

精神力  9999

 運   777


スキル


剣術Lv2 火魔法Lv3


ユニークスキル


知の女神Lv1 成長補正Lv− 最強精神LvMax 全言語理解lv-

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