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詩集「人生」

私は数の子

作者: 坂町 小竹

子供は風の子

私は数の子

お皿に残った、小さな数の子


風を浴びて

空飛ぶ鳥を見て

飛びたいなって、思う数の子


たまにこうやって

一匹残って

ぽつん、つぶつぶ


人が歩いてって

また戻ってきて

静かに座る私は数の子


草は動こうとして

ぷるぷる揺れて

私の髪もひらひら揺れる


お日様が光って

数の子も光って

食べられそうな、数の子


でも今日のスパゲッティは

数の子じゃなくて

もっと小さなたらこのスパゲッティ


かぁ、かぁ

かぁ、かぁ、かぁ

からすはうるさく、鳴いていた


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