表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

プロローグ

「ねえ、明智君。君は名探偵になるのに必要な条件って何だと思う?」

意味ありげな微笑を浮かべ問いかけてくる岡崎探偵事務所の所長にして自らの雇い主である岡崎(おかざき) (じん)の問いかけに明智(あけち) 邦太郎(ほうたろう)は、またかと面倒に思いながら答えた。

「探偵であることですかね」

その答えを聞いた途端、岡崎はアハハと大きな笑い声を上げた。

「先生!! 何がそんなに面白いんですか!」

「ククッ、いや、悪いね。あまりに素直な答えだったものだから。つい、ね」

「なんですか。そんなにおかしな事いいました?」

「可笑しくはないかな。名探偵と言うからには探偵であるべきと言う主張もまたありだ」

「だけど、先生の考えるものとは違ったってことですよね」

「うん、そうだ。いくつかあるんだけどね―――まずは事件に遭遇することじゃないかなと思うんだ」



明智は、現実逃避のように昔の会話を思い出していた。

事件に遭遇することだけで言えば、岡崎は確実に名探偵だ。

「事件だねぇ、明智君」

「殺人事件ですね、先生」

二人は背中を刺された死体を見下ろした。

名探偵の条件そのいち、事件に遭遇すること(殺人事件で、トリックを使っていて、警察が介入出来ないと尚いい)


※この作品で書かれる名探偵の条件は作者の個人的な考えです。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ