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叶う

作者: 後藤章倫
掲載日:2026/04/30

 きょうは、ぼくたちの学校におまわりさんとパトカーがやってきました。

 ぼくは前からおまわりさんが好きで、パトカーに乗ってみたいと、ずっと思っていました。おまわりさんと一緒にパトカーへ乗りこみ、運転席に座らせてもらいました。ハンドルをにぎると、うちの車とはちょっと感じが違うことに気が付きました。すると、おまわりさんがマイクを手渡してくれて、「声を出してみて」と言ったから、ぼくはおそるおそる小さな声で、「ああ」と言うと、パトカーの外でぼくの声が大きく、「ああ」と出てビックリしました。それはパトカーの中から注意したり、違反した車なんかを止める時に使うそうです。

 次に、おまわりさんが指さしたボタンを押すと、パトカーの上の赤いランプが勢いよく回りはじめて、大きな音が鳴りました。これにもぼくは驚きました。それからパトカーをおりました。ぼくはまたいつかパトカーに乗ってみたいなと思いました。


 パトカーの後部座席で手錠を嵌められ、両端を警察官に固められ、そんな状態で最寄りの警察署へ向かっている最中に、小学生の頃書いた作文をふと思い出した。

「ハハ、よかったじゃん。またパトカーに乗れたじゃんか俺」


                    〈了)

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