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ーUNIVERSEー  作者: アオハ
Chapter1〜Here we go!〜
2/6

【第2話】フラワーとブロッサム

 「なぁ、まだつかないのか?もうあれから何日経ってんだ?」


 「1週間だねー」


 「だねーじゃねぇだろ!もっとスピード出ないのか?」


 「そもそもこれは調査用で一人乗りようだからスピード出そうにも出せないんだよ!」


 「ふーん」


 だがつくのが遅くなったおかげで、俺はこの一週間の内でフラワーについて色々と教わった。着くまでに一旦整理しておこう。


 まずフラワーという組織は宇宙内の治安を守るという目的の元活動をしている。そしてフラワーと対立関係にある組織のブロッサムは宇宙を1度支配下に置き寄り良く、平和な世界にするという目的を持った組織らしい。


 ブロッサムが宇宙を支配しようとしているが、それに抵抗しているのは今の宇宙を守っているフラワーで、目的こそ同じ宇宙の平和だが、やり方が真逆で今は冷戦状態らしい。それが原因で下のもの同士での殺し合いが頻繁に行われ、団員たちの数が足りなくなっている。


 そんな団員たちを集める方法は大きく2つ。1つはフラワーの組織内で生まれた子達をそのまま団員として育てる。2つ目は俺のように他の星のもの達を勧誘して団員にする。

 しかしほぼ後者の団員しかいないらしい。理由は単純で子供を産む前に死んでしまうからだ。


 話は変わるがなぜフラワーとブロッサムは敵対関係にあるのかという事についてだか、それはズバリ、クリスタルが1番の原因なんだとか。


 クリスタルとは特殊な能力を使用者に付与することが出来る特別な宝石なんだとか、しかし使用者の種族などが元から持っている能力などとは別の能力が付与される。


 そんなクリスタルには2つの種類があるらしく、フラワーで使われているFクリスタルと、ブロッサムで使われているBクリスタルという物だ。


 そんなクリスタルはどうやって手に入れるかについてだが、そこは組織の上の者しか知らないらしい。


 FとBの違いとしては、まずFの方は能力が付与されるのに加え、付与された特殊能力を一時的に強化する事が出来る。


 対してBの方は同じく能力が付与されるのだが、付与された特殊能力を一定時間に身体能力を急激に上げる事が出来る。しかし身体能力を上げると比例して付与された特殊能力の効果は弱まってしまう。


 ここからがとてもややこしい話だ。ブロッサムはBのデメリットを消すためにFを手に入れたいと思っている。


 しかし、クリスタルの能力を手に入れるには使用するクリスタルに対応した紋章を肌に入れている状態で、紋章に対応したクリスタルを体内へ入れる事で初めて能力が手に入る。


 だが紋章の形が特殊で、入れ方も組織の上の者にしか分からないらしく、ブロッサムは手に入れることがとても難しいらしい。


 もしフラワー側がFクリスタルと紋章の入れ方を渡してしまえば、ブロッサムとの戦いで負けてしまうのは目に見えている。


 逆にフラワー側はBのクリスタルが欲しいのかと言うとそんなことは無いらしく、フラワーの目的は宇宙の治安を守るだけだから、守るための力があれば十分らしい。


 長くなったがクリスタルについてはこれくらいでいいだろう。


 次は組織内の役割のことについてだ。


 フラワーは大きくわけて4つの役職に分けられる。


 1つ目は戦闘員。主な役目は戦闘や星の見守りなどをする。


 2つ目は武器.機械作成員。主な役目は宇宙船や戦闘員が使う武器や装備、小物など様々な物を作る。


 3つ目は事務員。主な役目は資料や情報の整理、他にも数々の役割があり、1番団員数が多い。


 4つ目は司令部。主な役目は様々な事を決め、指示する。


 最後に役職ではないが組織の上の者達は帝族と言うらしい。帝族の言う事は絶対らしく、逆らえば即処刑らしい。


 そんなフラワーには8つの軍があり、各軍の指定区域を決めて活動しているらしく、その内の戦闘員の中でも最も強くて上の存在に位置するのがトップという。


 トップは一つの軍により5人決まっていて、1年に2度変えられる時がある。


 ちなみにここにいるソウルも3軍のトップらしい。


 あぁ、色々考えてたら眠くなってきたな…


 「ふわぁぁ」


 「どうした?眠いの?」


 「あぁ、ちょっと寝ていいか?」


 「いいよ!君が起きた頃にはもう着いてるかもね!」


 その後、俺は深い眠りについた。


 ━━━━━━━━━━━━━━━



 次回【ストラス】

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