私が『死のうと思った』事
『死のう』と思った。
毎日、職場で周りに気を使うのに疲れた。
自身の存在を維持するために仕事をして金を稼ぐのが嫌になった。
身内を安心させる為に『大丈夫ですよ』と振る舞うのに耐えれなくなった。
だから。
『死のう』
と、思った。
私は今年で40代の男性だ。
普通の普通科高校を卒業し大学進学せずに就職し、その後何度か転職した。
どんな仕事でも仕事自体はこなせたが、会社経営に問題があったり職場環境に問題があったりで転職した。
日本の会社の採用基準は『学歴』『所持資格』『職場経験』が優先だ。
しかし『高学歴者』の多くは『自分はこんな所にいるような人間じゃない』と高望みするだけで仕事をしないし、ならばと仕事を任せても文句ばかり並べてできない。
『資格所持者』の多くは『とりあえず取っただけ』で、会社側も『何かあった時にこいつに責任を取らそう』と採用しているだけである。
『職場経験者』は前職を辞めている理由は様々だろうが『仕事が合わなかった』場合が多く、入ってもすぐ辞める。
『資格・経験不問』なんて求人を出している会社は、ようは『辞めれば次があるから誰でもいい』と思って社員を使い潰す会社だ。
そんな現状の日本で『自分に合った、仕事ができる会社』を見つける事が嫌になった。
面接や会社説明では分からない『職場で働いた』ら分かる事が多いのだ。
そうしている内に、私の心は擦りきれてしまった。