表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
氷の館  作者: 辰野ぱふ
22/26

暗い日々 (2)

 ジムントとマシウスにつかえ、働いて人たちのうち何人かも反乱に加わり、開けられる扉をこじ開け、部屋を荒らし、価値のある物を探し、盗み、逃げて行った。

 ジャギは使用人の取りまとめ役として、反乱を起こす者をさとし、ジムント、コーネリア、マシウスやほかの歌姫の部屋を守り、怖さに震えているメイドたちを守るので精一杯だった。

 取れる物だけをこそげ取った荒くれ者たちはいなくなったが、館の中は荒れ果ててしまった。


 廊下ではアンジュ、キミ、そのほか、館に取り残された年老いた使用人がかたまって、泣いていた。

「泣いてばかりではしょうがない。以前生活していた時のように、また少しずつ、立て直していこう」

 とジャギが皆に言った。

「はい。ゆっくり、静かに、少しずつですね」

と、キミが涙をぬぐって言うと…。

「そうだ。ゆっくり、静かに、少しずつだ」

 とキミの後ろから声がした。そこにはマシウスが立っていた。

「やっとお父上に会う用意ができた」

 とマシウスは言い、ジャギは微笑んだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ