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暗い日々 (2)
ジムントとマシウスにつかえ、働いて人たちのうち何人かも反乱に加わり、開けられる扉をこじ開け、部屋を荒らし、価値のある物を探し、盗み、逃げて行った。
ジャギは使用人の取りまとめ役として、反乱を起こす者をさとし、ジムント、コーネリア、マシウスやほかの歌姫の部屋を守り、怖さに震えているメイドたちを守るので精一杯だった。
取れる物だけをこそげ取った荒くれ者たちはいなくなったが、館の中は荒れ果ててしまった。
廊下ではアンジュ、キミ、そのほか、館に取り残された年老いた使用人がかたまって、泣いていた。
「泣いてばかりではしょうがない。以前生活していた時のように、また少しずつ、立て直していこう」
とジャギが皆に言った。
「はい。ゆっくり、静かに、少しずつですね」
と、キミが涙をぬぐって言うと…。
「そうだ。ゆっくり、静かに、少しずつだ」
とキミの後ろから声がした。そこにはマシウスが立っていた。
「やっとお父上に会う用意ができた」
とマシウスは言い、ジャギは微笑んだ。




