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『国難』  作者: 中仙堂
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拉致される人々

六年春から朝廷では内大臣等の人事改め続く、

二月十六日梶井・青蓮院の両門跡役職に復する。

その後もつらつらと様々な役職の人事が続く。


歳星、蛍惑、太微の右執を犯す。

(木星)(火星)(星の動き)

天測による占いを誤ると云う事でしょうか。

秋九月四日、

法皇は、

新院、大宮院、東二條院、四天王寺に御幸を為さ

れた。


「あの行列は何者じゃ」

異国の遣いの者達が派手派手しい格好で

やって来た。

倭の民を

見くびった風情で

道端を歩く人々の

反感をそそった。


此の頃、蒙古の使い殷弘等は

書を奉じて来た。

彼等は答書を求めて来たが、

対馬にて入国を拒まれた。

すると蒙古の使いは

対馬の島民二人を捕虜にして

去った。

「何い、対馬の島人を虜にしたと。」

「ぬぬっ、口惜しい奴らめ。」

役人始め、男達は怒った。


同月に高麗を通して捕虜を返してよこした。

冬十一月九日 

内大臣 源通成辞職する。

二十八日権大納言藤原師忠を内大臣とする。


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