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『国難』  作者: 中仙堂
15/19

禍愈々高し

十一月七日金輪法を延暦寺に修し、

幣を十六に奉り

十三日弊を三社に奉り

並びに蒙古の難を平げんことを祈る。

蒙古の禍愈々高し。

十九日 大嘗す。

大嘗祭だいじょうさいは、天皇が即位の礼の後、

 初めて行う新嘗祭。)

二十日蒙古、将に復び来寇せんとするを以て五節を罷無む。

(五節:朝廷で、「大嘗祭だいじやうさい

新嘗祭しんじやうさい」のとき、四人(大嘗祭では五人)

 の舞姫による舞を中心にして行われた行事。

 陰暦十一月の二度目のうしとら

 ・たつの四日間にわたって行われた。)

朝廷で、長らく執り行われた神事も、蒙古の国難の前には

取り止めざる負えなかった。

二十二日には清暑堂の神楽を罷め、

猶、廻立殿の節會を修す。

十二月七日 七佛薬師法を延暦寺の根本中堂に修して蒙古の

難を祓う。

十四日 賀茂社・石清水宮の鳴動を軒廊に占った。

前右大臣藤原公基死す。

二十九日、盗、柏原山陵を発きしかば、使いを遣はして之を

検せしむ。

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