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『国難』  作者: 中仙堂
14/19

御禊す

冬 十月五日、

蒙古対馬に襲来する。

守護代右馬允惟宗助國、

之に死す。

十四日、壱岐にあだす。

(寇すとは:害を及ぼす。また、損なう。

よって元寇とは元による被害を云うのであろう。)

守護代 平 景隆 之に死す。

我が國の国難に対し、

当時のつわもの共の奮戦振り

多くの書物にて描かれた通り

身命を賭してなんと、

荘厳で勇ましい事。

彼らの尊い活躍の跡に

今の我が國の繁栄が齎されている。


十九日筑前にあだし、

沿海の郡邑(ぐんいう:各地の意)を

掠む。(すきを うかがって、すばやく盗む。略奪の意)

二十日太宰府の兵、

之を防ぎて勝ち目が無く、

既にして賊船二百余隻漂没し、

(漂没:水に揺られながら沈むこと。 )

余賊(討ちもらされた賊)宵逃れ(暗闇から逃れる)

御禊す。

(御禊:天皇の即位後、大嘗会 (だいじょうえ) の前月

に賀茂川の河原などで行うみそぎの儀式。)


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